安室透と傷だらけの私

34話 ページ35

…少し記憶が戻ったせいだけど、

「…大丈夫です！」
安「…無理して笑うなよ」

心配かけたくないだけなのに…

ってか、私よりも
「安室さんの方が作り笑顔するくせに…」
安「癖だから仕方がない」

その言い訳ずるい！


「じゃあ私も癖です！」
安「はいはい」
少し面白そうに笑った安室さんは私の頭を撫でた


子供扱いしてない！？

私高二ですけど！？




「もうあむr__【__もうジンなんて嫌い！！】

【__悪かった__】
【…】
【__今度買い物について行ってやるから__】
【本当に！？ねぇベル姉聞いた！？一緒に行こうね！！】
【__ふふ、いいわよ__】


「…っ…」

声が頭に響く…

頭痛い

ジン？ベル姉、？誰、、。、

安「…A？」
「…ぁ…ちょっと…偏頭痛が、」
咄嗟に嘘をついたが、頭が痛いので半分本当

安「会計してくるから少し座ってて」
「…すいません…」

近くにある休憩できる椅子へ私は座った


「…」

…さっきの私の声…楽しそうだったな

嫌な思い出じゃなさそう…


ジン…ベル姉…名前…だよね、？
外国人？って思ったけど、日本語喋ってたよね


沖「おや、Aさん」

目の前には相変わらず不思議な雰囲気をまとった沖矢さんがいた

「…あ、沖矢さん、こんにちは」
沖「…顔色悪いですけど、大丈夫ですか、？」
…そんなに顔色悪いのかな…

「大丈夫ですよ、ちょっと偏頭痛が…」
沖「……偏頭痛ですか。」

そう言った沖矢さんの顔は…少し笑っているように見えた。

沖矢さんは少ししゃがんで私の頭を撫でる
手…大きい…

「…」


安「Aっ！、」
焦った感じの安室さんが私と沖矢さんの所へとやってきた

沖「…」

安「何故お前が！」
沖「…おや、貴方もいたんですか…」

…何この2人…知り合い、？

仲悪いの、、？
雰囲気が怖いよ、、、

「…えっと、2人って友達なんですか？」
安・沖「「断じて違う」」

わぁ、、、息ぴったり、、)汗

安「A、こいつと知り合いなのか？」
「え、あ、なんか出会いました、、、？」

圧が凄いよ、？

安室さんにひっぱられて、沖矢さんから遠ざけられる

沖「はは、では、用事があるので私はそろそろ失礼します」
安「…」

ずっと安室さんが沖矢さんを睨んでる…、


沖「…Aさん、偏頭痛和らぐといいですね」
「…はい」



そう言って沖矢さんはどこかに行ってしまった

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