安室透と傷だらけの私

29話 ページ30

新しい家での生活も慣れてきた頃


「…38.2…」


風邪をひきました、。


はぁ、だるいな〜って思ったけど、まさか風邪ひくなんて


蘭たちには風邪ひいたから学校休む、と連絡して

とりあえずお腹すいた。


「ごはんごはん、、」


冷蔵庫を開ければすっからかん
…そういえば買ってなかったな。

「…」

えぇ、私何してんだよ、

まぁいっか熱があっても買い物くらい行ける



「レッツラゴー！」

ちゃちゃっと服に着替えてスーパーまで歩いていった




「これと、…ｹﾎｯ」

…悪化してきてる気がする…


「急ご…。」
適当に食材とかを買って私は家へと帰る


家まで歩きなのが辛い…
あー早く車運転したい

「…っｹﾎｯ」
きっつ…

熱がある状態で荷物を持ったまま歩くのはしんどい、、。

「疲れ、た…ｹﾎｯ…」

やっと家の前までたどりついた私はカバンから鍵を探す


安「あれ？Aさん？」
横から聞き覚えのある声をかけられる

「…ｹﾎｯ…、あむろ、さん、？」
安「…具合悪そうだけど」
「ちょっと…風邪を__」
あ、やばい、、ふらつく…



安「おっと、」
ふらついた私を素早く安室さんが支えてくれた

「…ｹﾎｯｹﾎｯ…」

…風邪がうつっちゃうよ

「ちょっと失礼」
そう言って安室さんにおでこを触られた


安「あっつ…」


安「Aさん家の鍵は？」
「カバン、の横に…」
安「家上がるよ」
「…おけ…です」

安室さんは私を支えたまま私の家に上がった

安「とりあえず食べれそうなものを作るね」
「ありがとうございまーす…」

ソファに横にされ安室さんはキッチンへと向かう


ガチャっと冷蔵庫を開ける安室さん


安「…何も入ってない」

…呟いたの聞こえましたよ

安「だから風邪ひいてるのに食材買いに行ってたのか、、」
その通りです、、、


う、頭痛いぃ、、、

「っ…」
安「風邪薬とか持ってる？」
「ない、です、」

あぁ買っとけばよかったぁぁ

なんで買わなかったんだ私ぃ


安「僕の家から持ってくるけど」
コクコクと私は頷く


すぐに薬とその他色々持ってきた安室さん


安「これ飲んで」

「…ん、まず……」

とりあえず薬を飲まされた

苦い…

飲んだあとソファにに座ってキッチンで料理をしている安室さんを眺める

どの角度からでもかっこいいの反則だよね


家に安室さんがいるなんて、ファンに殺されるわ

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