先輩filter +α (ページ2)

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私がお風呂からあがって先輩のところに行くと

あ、おま…髪乾かしてやるからここ座りな

と言われ、先輩の足の間に座らされた。

Aトレーナー似合う、かわいい、と耳元で喋ってくる先輩はずるい。

うるさいおっぱ、はやく乾かして、と照れ隠しで言えば、はいはい、分かってますよお嬢様～とニヤニヤしながら言われた。

部屋中にぶうぉおおおおというドライヤーの音が響く。
先輩の手つきと服の匂いで気が抜けて気づいたら寝てしまっていた。

☆

目が覚めると6時半を過ぎていた。
いつの間にか私はベッドに寝かされていて、先輩は床に座ってベッドの縁に頭を乗せて目をつぶっている。

こんなに近くで先輩が寝ていることなどそうそう無いので、まじまじと観察してしまう。

色白な肌にすらっとした鼻。ちょっとだけかさついてる唇に、サラサラの髪の毛。

かっこいいのに美人さんな私の自慢のおっぱ。

ちょっとくらいならバレないよねって思って、寝てる先輩のほっぺにぽっぽしたらバッチリ目が合った。

「寝てると思った？」

そう言いながら右手を掴んで恋人繋ぎにしてくる先輩。
起きてると思わなかったから恥ずかしすぎて燃えそうだ。

なんで起きてるの、ばか、って言ったら口悪～って笑ってる。先輩に言われたくないよ。

「もっかいほっぺにしてよ」

『起きてるから無理、はずかしい』

「俺のこと好き？」

『好き…だけどそれとこれとはべつ！！』

「俺はできるけど」

そう言って口にしてくる先輩はすごく意地悪だけど、かっこよくて大好きだ。