星火燎原～イナズマイレブン～ (ページ4)

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第3話ページ4

｢部員は集めさせれば問題ありません。生徒は大勢いますし、残り4人ぐらいどうとでもなるでしょう。｣

「そ、それもそうですね……。」

「もし11人揃えれなかった場合、或いは試合に負けた場合、サッカー部は即廃部とさせていただきます。相手は40年間無敗のあの帝国学園、よほどのことがない限り、勝つことは不可能でしょう。」

夏未がそう校長先生に伝える。

サッカー部が無くなるのはあれだけどまあ、仕方ない。
弱小だし、予算を回すのにも限界がある。

そして、サッカー部顧問の冬海先生を呼んで話をし、この事は決定事項となった。

｢では、キャプテンの円堂君にこの話をしましょう。冬海先生、彼を呼んできて頂戴。｣

｢は、はい。ただいま呼んできます。｣

夏未がそう言うと素直に従う冬海先生。
私、個人的にあの先生嫌いなんだよな。
権力のある人に媚び売りすぎてて無理。

｢戻ってくるまで外の景色でも見ましょうか。｣

｢あ、それいいね。｣

夏未がそう提案してくれたので椅子から立ち上がって窓際へと向かう。外では昼練をやっている運動部やお喋りを楽しんでいる生徒が沢山いた。

暫くして冬海先生は戻ってきて、彼がやってくる。

｢し、失礼します。サッカー部キャプテン円堂守です。｣

｢入りなさい。｣

｢あ、あの、話ってなんですか。｣

横目でそれを見ると彼は緊張しているのか、入ってすぐの所で固まっていた。