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キャンディー14つめ ページ15

Aside

さぁどうする…?
作れるのは本当に私のみ。
販売もしてないし材料も高値のものばかり

私的には8本でなく4本がいいけど
さすがにそこを妥協する訳にはいかない。

アズール先輩が考えた顔をやめ
私の顔を見てこう言った。

アズール「……いいでしょう。
ですが合計8本でなく五千万マドル。
全て貰うとこちらの渡すものより高値になります

ですから、今回は2本。2本で構いません。
魔力増量と疲労回復のみ頂きます。
今後も取引させていただく可能性もありますし」

私はニコリと笑って魔力増量と疲労回復の
キャンディー2本を差し出し

A「これで契約成立。ですね。
アズール先輩。また、お願いしますね。」

契約成立した。

イソギンチャク?
……なんの事かわかんない()

まぁ要は
『悪徳商法って知ってれば上手く立ち回れるんだよ』
って事

それにしても私は4本取られると思ってたから
マイナス2本分安く済んで良かった。

A「さて、では私はこれで。」

と、立ち上がろうとした時

書類を見ながらアズール先輩は思い出したように
顔を上げて私を呼び止めた。

アズール「…Aさん少し待ってくれますか?

……お聞きしたいことがありまして……」

A「…なんでしょう。
私が知っていることであればお話できますが…」

首を傾げながらもまた座り直すと
アズール先輩が1枚の紙を取り出して渡してきた。

見てみると鉱石の雫についてで私も多少は
知っているものの資料だった。

A「これは…鉱石の雫についての資料ですね?
それで、何を知りたいんですか?」

アズール先輩の顔を見ながら聞くと

アズール「おや、やはり知っていましたか。
その鉱石の雫が近々入手できそうでして」

ジェイド先輩が資料を渡してきた。

その量なんと20ml
希少な物をしかも20mlも入手できるという
資料を見て私は驚いた。

A「っ!!
珍しく中々手に入らない鉱石の雫がですか!?
先輩……すごいツテをお持ちのようですね…」

アズール「そこで提案なのですが」

提案?と首を傾げると
ジェイド先輩とフロイド先輩は楽しそうに笑い
アズール先輩も楽しそうな笑みを浮かべ

アズール「貴方に鉱石の雫入荷予定の20mlの半分
10mlをお譲りする代わりに、
その鉱石の雫でできた飴を作っていただき
試食させて欲しいのです。」

A「効力が分からない以上
効力がわかり次第になりますが……
それでよろしければ。」

アズール「構いません」

謎の約束が出来てしまった

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月の狼 - ちょぉぉぉ面白かったです更新頑張ってください! (2020年5月11日 10時) (レス) id: 8520cb345b (このIDを非表示/違反報告)
百瀬飴(プロフ) - ありがとうございます!!!確認不足です……!今すぐ訂正しますありがとうございます! (2020年5月1日 23時) (レス) id: 19f4ceaf66 (このIDを非表示/違反報告)
爽薇(プロフ) - はじめまして、いつも楽しく読ませて頂いてます!質問なのですがフロイドのクラゲちゃん呼びはシルバーと被ってしまうのではないでしょうか…?いきなり失礼しました、これからも頑張ってください…! (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5be573ca33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:百瀬飴 | 作成日時:2020年4月10日 8時

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