ぎゅって。 ページ9
魔法使いだって何度も思ってたら
ぎゅっ。
ブランコに座ってた私をぎゅっとして
「本当はずっと好きだったんだけど。」
ほっぺを膨らませて君は言うから
『……可愛すぎか。』
泣いてたことも
忘れちゃうな。
「本当は好きだから大事とかのレベルじゃないってあの時思ったんだよね。
どんだけぞっこんだったんだろ、俺。」
なんて頬を赤らめて言うから
また好きになっちゃうじゃん。
ぎゅっとしていた手を取り
「俺と、付き合ってくれませんか?」
なんて言うから
『もちろんです…!!』
Noなんて選択肢にはない
ぞっこん彼氏だっていい
私だけを見ててね??
そう願いを込めてキスをした。
誰もいない夕暮れの公園。
君の頬の方がずっとずっと赤い。
「もー…可愛すぎか。」
君もね?
そう思ってると君からキス。
「こういうのは俺からだよ?」
そう言って君は立つ。
「ほら帰ろ?」
なんて手を出して言うから
『そーだね。』
恥ずかしいような嬉しいような。
手を絡ませて階段を降り帰路へ。
別れ道。
君といたいな。
これからずっと居るから
我慢かな??
「じゃあバイバイ…」
絡ませてた手を解いて君は言うから寂しくなるじゃん。
『うん、バイバイ、のキス。』
そう言って何度もしていたんじゃないか。
ココは人通りが少ない。
夕暮れの空は暗くなった。
「じゃあね、」
なんて言うから
明日が待ち遠しくなる。
寂しくて充電。
「もー、離れられなくなるぅ…」
甘い声も好きです。
『よし、充電完了』
そう呟いたら
チュッ…
「うん、バイバイ。」
私達は別れた。
家に帰る時も何だか名残惜しかったような。
でも大丈夫。
暗い未来は今はない、
今を生きよう。モトキと。
I need you .
どんなに辛くても
悲しくても
苦しくても
目移りされても
目移りしても
やっぱり君だけ。
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へ - これで終なの? (2018年10月17日 22時) (レス) id: 928cad3ace (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:永遠 | 作成日時:2018年3月31日 22時