ほら。(MOTOKI Side) ページ7
公園に辿り着いた俺ら。
俺は自販機でお茶を買う。
俺用じゃない。
Aの…。
こんぐらいしか出来なさそうだからね。
自販機から戻ると君は少し落ち着きを取り戻してた。
『大丈夫…?ほら。お茶…だよ。』
そう言うと君は少しはにかんで、
「ありがとう…。これ、いくらなの…??」
そう聞かれた。
お返しなんていらない。
俺がしたいこと。
なんてかっこよいセリフが言えるわけない。
シルクとか…マサイだったら言えたのだろうか。
でも…ちゃんと言わなきゃ。
『いいよ。別に。』
そっけなく返してしまう俺。
なんでだろうね。
上手く話せないんだ。
こんな苦しい思いしたくない。
だけど。
変われない、なんて思いたくない。
変わっていくんだ。
変えるのは俺。
そうだよ。
変えていかなきゃ。
『あのさ______!!』
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へ - これで終なの? (2018年10月17日 22時) (レス) id: 928cad3ace (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:永遠 | 作成日時:2018年3月31日 22時