やっぱり君だけ。 (ページ14)

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理由を教えて欲しいのにページ14

「それは、誰に対するセリフなのかな？」

その冷たい声は

モトキだった。

「俺ならよかったけどね、でもきっと原島くんでしょ？ごめん、」

何か言いたげだったが言わないでドアを閉めた君

違う。

原島くんじゃない

君だよ…！！

なんて言えないし

辛い。

あーあ、このままここにいたいなぁ。

チャイムも鳴ったし

大丈夫かな

そんなわけなく

「おー、お前か、変に物いじらなかったらそこにいていいけど…、お前、モトキの場所しってるか？」

「めったにサボらないのに居ないんだよ」

泣き腫れた顔をみて笑いそうになった先生。

モトキが…いない…？

『…知らないですけど』

まるで距離を置かせてみたいな話をしたばっかなのに

「…そうか、まさかお前もあの噂を聞いたのか？」

『…はい。』

「ちょっとまってて」

そう言い教室に戻り、すぐに戻ってくる先生

「ちょっと時間かかるから自習しててって言ってきた、まぁそこ座って、話してあげるよ」

何を話されるかわからないけどちゃんと聞こう

嫌いになるわけじゃない

はずだよね？

「実は…。」