救ってくれたのは【フィッシャーズ】

放課後 ページ28

私はモトキさんに帰るの遅くなると送る。


先｢みんないるな？では本当かをお話してくれ。｣



淡々とした空気が流れる。


帰っていいと言われた岬さんもいて。


重い空気を破ったのが


｢本当です。私、録音してます。｣



そう言ったのは



一緒にいじめてた…



いや見てた…



…いや？１回声かけられて遠くで見てるからうんたらと言ってくれた



奈々ちゃんで。



｢流しますよ。｣



そう言うと



流れたのはトイレで水をかけられたとこで。



次に流れたのは



ジャージをビリビリにやぶいてるところ、私が知らないところ。



最後に流れたのは



上履きを隠すところ。



あれ。



昨日…？



｢以上です。これが証拠です。あと先生学校で使っちゃいけないのに使ってすみません。｣



そう言い奈々ちゃんは一礼をして座る。



…いやかっこよさすぎ。



先｢奥村。今回の件は許してやろう。立派な証拠だから。｣


次、となり


また新しい手が上がる。



そうすると




意外な人が上げて




誰もがその人を見た。

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