君のお話。 ページ36
「俺さ、昼休みにちょっと抜けてたじゃん?
あれは告白だった。
これはホントの事だから。
一応録音してるんだ。」
そう言い携帯を出し
再生ボタンを押した。
«……やっぱり来てくれたのね。私さ、ホントのこと言うとモトキ君が好き。だよ?なのにAばっかといて。嫉妬したよ?ねぇ。ねぇ。私と付き合って?付き合わないと(ドンっ)Aがどうなっても知らねーよ?虐めるかもしれない。死まで追いやるかもしれない。それでも良いのか?»
ここで再生は切れていた。
『なにこれ…。嘘、でしょ。』
震えが止まらなくなる。
信じられない。
まぁ…そうか。
学校で人気ランキングの1から3位までの人らと仲良くしてるもんね。
モ「だから、さ。俺、Aを傷つけたくなくて。こういうことしか出来なかった。最低だよね…」
君は泣く。
シ「仕方ないよ。モトキ。泣くな。お前は悪くない。だからさ…」
鼻水をすする音。
マ「そうだよ。大丈夫。俺らがいるだろ?」
モ「ありがとう。俺、ちゃんと時期が来たら別れるから。」
モトキは
私を守るために
こんなことをしてくれたの…?
もう分からない。
だけど
優しさは
しっかりつたわったよ。
___モトキくん。
57人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:永遠 | 作成日時:2017年11月27日 8時