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そんなこんなで過ぎていく日々。
ミサンガを見つめても何も変わらない関係。
…早くしなさいよ、俺。
今日は樹の家に呼ばれてるし〜、楽にいこう。
…意識してしまえば、俺の負けなんだから。
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「きょもお茶で良い？」
『うん』
樹は独り暮らしをしていて決して広くはないが、二人で過ごすには問題ない広さ。
…動けよ俺、
言えよ、俺。
何回何百回と思ったことか。
…なんで言えないのよ
なんて考えていたら樹が世間話を持ち出してきた。
…このあと好き、って言えたら楽なのかな〜、なんて。
俺の脳内には好きという事しか考えてなかったし、いつ言おうかさえ考えていた。
樹が沢山話しかけてくれても曖昧な返事をしてしまい沈黙になってしまう。
すると突然樹が
「きょも、俺ね彼女出来た」
…え？
…は？
嫌なことばかりがフラッシュバックされる。
「だからきょもも早く告白しちゃいなよ」
…嫌。
こーちのあのときの
「早く言わなきゃ樹取られるよ本当」
…やっぱ本当だった。
早く動きなって言ってたのに、早く言わなきゃ取られるよって言ってたのに。
…俺の心が弱くて言えなかった、この関係を変えられなかった。
…やばい、涙出てきた。
『…っ。』
…こうなったら、いっそのこと。
近くにあったハサミで俺についていたミサンガを切る。
「…え？」
…動揺するよね、そりゃ。
『…こういうことだよ』
やっとのことで言えた言葉。
貰ったミサンガを捨てて走り出した。
どこでもいいから、とにかく遠くに行きたかった。
欲を言うなら、切った意味を分かってほしかった、それで追いかけてほしかった、の方が強かったのだが。
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ky930(プロフ) - (すみません、続きです。)私は特にゆごじぇの遠距離恋愛のお話が特に好きです。続きが気になり過ぎてるのですがもう更新される予定はありませんか？もしこの感想が愛萌。さんの目にとまり、続きを楽しみにしている者がいる事を伝える事ができれば。と投稿しました (8月14日 23時) (
レス) id: f4ea61e74b (このIDを非表示/違反報告)
ky930(プロフ) - 初めまして。最近SixTONESファンになり、このサイトや他の小説制作アプリでスト関連の小説を読み漁ってる者です。愛萌。さんの作品本日初めて読みました。最初に長編、そして短編、中編と読みました。 (8月14日 23時) (レス) id: f4ea61e74b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛萌 | 作成日時：2022年1月3日 22時
