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kym
…いつになったら、この衝動が収まるだろうか。
分からないまま俺はひたすら走り続ける
…とは言えず少し歩きながらぼんやりと彼との思い出を振り返って落ち着かせようとする。
.
…高校生の時、彼と同じクラスになった年があった。
顔合わせみたいな時、俺はどうしょうもなく惹かれたのだ。
…どうして？と聞かれても今の俺だって分からない。
本当に分からないのだが、あ好きだわってなった。
所謂一目惚れといったところだろうか。
席替えをしますと言われた瞬間俺は善行を積もうと本気で思ったぐらい。
…こういう時、神様は味方をしてくれたのだ。
この番号はここか、うん、決して悪くはないけど良くもないしちょっとな〜なんて思っていたら
「樹どこ？」
樹「俺ね、ここ！」
と俺の横の席に来たのだ。
俺は本気でガッツポーズをしてとりあえず仲良くなろうと訳のわからないことを言った。
…こういう人が彼女をとっかえひっかえするのか、という少し変わった目で見たこともあるがそれは許してほしい。
別に結ばれたいだのは思ってなくて、仲良くなれれば良いし彼のこと知りたいなって本気で思ってたの。
それから気付けば音楽の趣味も合って、ずっと側にいた。
でも、本当は少しだけ不安だったんだ。
俺の事を御曹司やらそういう目で見ているんじゃないかな、って。
でもそんな目で見ることはなくて、こーち、ジェシー、慎太郎、北斗、と俺の事を普通の同級生と見てくれる友達にも恵まれたのは樹のお陰なのだ。
…樹、がいてこんなにも楽しくなったのだ。
だけどそんなことは言わない。
…この関係だって俺はいつか終わらせなきゃ、とか思ってた。
思ってた、で止まってしまっていたのだ。
気付けばお互いの家を行き来して、樹の彼女関係も少しずつ薄くなっている事も知っていた。
…俺が少しだけ期待してしまうだなんてきっと樹は知らない。
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ky930(プロフ) - (すみません、続きです。)私は特にゆごじぇの遠距離恋愛のお話が特に好きです。続きが気になり過ぎてるのですがもう更新される予定はありませんか？もしこの感想が愛萌。さんの目にとまり、続きを楽しみにしている者がいる事を伝える事ができれば。と投稿しました (8月14日 23時) (
レス) id: f4ea61e74b (このIDを非表示/違反報告)
ky930(プロフ) - 初めまして。最近SixTONESファンになり、このサイトや他の小説制作アプリでスト関連の小説を読み漁ってる者です。愛萌。さんの作品本日初めて読みました。最初に長編、そして短編、中編と読みました。 (8月14日 23時) (レス) id: f4ea61e74b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛萌 | 作成日時：2022年1月3日 22時
