と ページ12
なんやかんや樹と高地の3人で仲良く話して樹は帰って行った。
『面白かった！！』
「ああ。久しぶりにあんな腹抱えて笑ったわ。ジェシーの笑い方やばいな。」
『ごめんねぇ！！』
「まぁいいよ、ご飯食べよ。」
ご飯を一緒に作って、机で食べ始める。
気づいたら、1日にあったことを話すようになった。
『今日ね、お母さんが大学にいたの。びっくりじゃない？家出しやがってって言われたけど言い返しちゃった。』
「へー。お母さん大学に来るってよっぽどじゃない？」
『…高地もさ、今日保育園の前で話してた人誰？』
「…母親。また怒られちゃった。勝手に家を出て医者じゃない仕事しやがって、って。執拗なんだよな母親。…見られてたなんて恥ずかしいわ。(笑)」
『二人共大変だよね、なんてかっこつけちゃう。』
辛いし、悲しいし。
それを、乗り越えなくてはならない。
眠りながらも考えた。
来る日も来る日も母親は来た。
父親の地元じゃだめなのかとかも言われたけど違う。
見知らぬ土地で、
新たな俺を見つけたいのに。
と不満を募らす日々。
そんなある日。
「もう、折れたわ。アメリカ行きな。お金出すから。試験受かってよ。」
『え、いいの？？』
「そんなに芯があるとは思わなかったわ。その代わり、今回限りよ。だから家に帰ってきなさい。」
『ありがとう。…うん。』
急いで高地の家へ行く。
…そうだ、彼は仕事だ。
帰ってくるのを待とう。
何時間待ったのだろうか。
やっと高地が帰ってきた。
『おかえり、こーち。』
「ただいま。機嫌いいね？」
『うん、親に認めてもらったの。だから家に帰らなきゃ。…短い期間ありがとうって言いたくて。』
「…そっか。こちらこそジェシーがいて楽しかったよ。これ以上遅くなると親が心配しちゃうから早く帰りな。」
少しだけ、寂しそうな顔をしたこーち。
…ねぇ、それは、
どういう思い？
『…うん、ありがとう！またお話しよ！』
「うん、またな。」
電車に乗ってからも、あのこーちの顔を思い出してしまう。
どういう思いだったんだろ…？？
ねぇ、
俺の事
どう思っての顔なの？
それと同時に、こーちに会えなくなるかもしれないという不安もあった。
こーち、
俺から、離れないで。
この想い、繋いだままでいさせて。
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愛萌。（まなめ。）(プロフ) - ventさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです…！書こうかなと思ってます。伏線回収出来るか分からないのですが、試行錯誤しながらまた書こうと思います。次回作も楽しみにしていただけるように頑張ります！ (2020年5月11日 11時) (
レス) id: fc2fa01877 (このIDを非表示/違反報告)
vent(プロフ) - ジェシゆごが好きで永遠様の作品にたどり着きました。完結おめでとうございます。短編含め更新される度に楽しませて頂いており、こちらの伏線も気になっていてよろしければ続けていただきたいと勝手ながら思っております。次の作品も楽しみにしております！ (2020年5月10日 23時) (レス) id: 2876756369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：永遠 | 作成日時：2020年4月22日 16時
