6 お昼ご飯 ページ7
クザンside
貴「えっと、カレーにオムライス、そば、カツ丼、サラダ、うどんください！あ、あとプリン追加で！」
海軍本部の食堂は戦争だ。
血気盛んな海兵達が一堂に集まり大量の食事が一瞬でなくなる。
しかしそんな海兵達に負けず、大量の注文をする海兵がいる。
それがAちゃん。
その小さな体のどこにその大量の食べ物が消えていくのか、毎回不思議に思う。
今回は俺の奢りだからってプリン追加しちゃって、顔の周りに花が飛んで見るような笑顔だ。
可愛いもんだから甘やかしてしまう。
ｸｻﾞﾝ「ほんと、よく食べるよね。」
テーブルのほとんどがAちゃんの食べ物で占められた中、彼女の隣につく。
いただきます、と行儀良く食べ始める彼女に習い、俺も食べ始める。
貴「だって食堂のご飯美味しいんですもん。
あと、誰かさんのせいで無駄にヒヤヒヤさせられた午前中だったので、
いつも以上にお腹空いてるんですよ。」
ｸｻﾞﾝ「まあ、それについては助かったよ。ありがとう。」
貴「今度こそ期限守ってくださいね。」
と目線は食事に向けられているが、俺の頼んだうどんが冷めるような指摘が飛んでくる。
期限を守れる自信はないため返事はせず、うどんを啜ることにする。
最初に彼女が入隊した時、こんなか弱い少女が海軍に入るなんて世も末ねぇ…
なんて思っていたが、彼女は入隊時から強かった。
そこらへんの海兵をその小さい体で次々なぎ倒すし、意見もハキハキ言う。
そして俺の部下にまでなっている。
こんなにプリンを美味しそうに食べている彼女が、実は強いだなんて皆想像がつかないだろう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モクレン(プロフ) - <みんと色様 貴重なコメント誠にありがとうございます。36、37話修正いたしました。 (4月1日 9時) (
レス) id: 127f12fb6b (このIDを非表示/違反報告)
みんと色 - 海軍本部のおつるさんは平仮名にしないと和ノ国のお鶴さんと被りますよ。 (3月29日 23時) (レス) @page46 id: 12fd651767 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モクレン | 作成日時：2024年3月12日 15時
