43 潜入捜査 ページ46
貴「潜入捜査、ですか？」
少尉の職も板についてきた頃、クザンさんから呼び出しがあった。
ｸｻﾞﾝ「そ。この前Aちゃんが捕まえたダボイっていたでしょ？
あそこと取引をしていた団体が今度パーティーを行うらしく、
潜入して情報を掴んできて欲しいってわけ。」
クザンさんの口から聞きたくない名前が出て来る。
あれから度々アナの病室に顔を出している私は、アナと少しずつであるが会話ができる様になっていた。
保護当時とは見違えるほど、年相応な脂肪が戻り、肌も髪も艶が戻っていた。
徐々に回復してはいるが心の方はまだまだ先が重く、塞ぎ込み自分から何かをしようという意欲も出ないのか、ベッドの上で時間が過ぎるのを待っている状態が続く。
かろうじて私と目を合わせてくれる様になったので、病室の重い空気を変えようと、
今日あった面白い事、嬉しかった事を一方的ではあるが話続けていた。
まだまだ課題が多い悔しさを晴らすべく、ダボイ関連の任務とあらば、と潜入捜査の依頼を了承する。
ｸｻﾞﾝ「OK。今回の潜入捜査はもう1人の海兵と男女ペアで行くから、この後会いにいってきてね〜」
男女ペア？という言葉に引っ掛かりを持ちつつ、パーティーへの潜入ならギャルソンかバーテンダーに変装するか？それとも完全隠密で行くなら侵入方法はどうするか？と考えながらペアの海兵の元へ向かった。
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モクレン(プロフ) - <みんと色様 貴重なコメント誠にありがとうございます。36、37話修正いたしました。 (4月1日 9時) (
レス) id: 127f12fb6b (このIDを非表示/違反報告)
みんと色 - 海軍本部のおつるさんは平仮名にしないと和ノ国のお鶴さんと被りますよ。 (3月29日 23時) (レス) @page46 id: 12fd651767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モクレン | 作成日時：2024年3月12日 15時
