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19 昇格 ページ21

センゴク「ちょっとセンゴクさん!どういう事ですか!」

先程までの空気とは打って変わって、ヤギのお腹に顔を埋めてセンゴクさんへ異議を唱える。

実はセンゴクさんとはじいちゃんを通してよく話す仲であり、
海軍の中では私の第二の親の様になっている。
仕事に関係ない話では、今の様に上司部下関係なくフランクに話すことができる数少ない人だ。
これもセンゴクさんの優しい性格と人徳の賜物ではあるが。

そんな私を見てセンゴクさんは引いているが、至極真っ当な正論を返してきた。

センゴク「まあ、元々考えていた話だし、今回の成果はそれに見合うものだろう。
  上がれる時に上っておいて損はないぞ。」

センゴクさんが言っていることも一理ある。
しかし正直昇進するのは気が引けるため、喜ぶべきか悲しむべきか複雑な気持ちになる。

このモヤモヤとした気持ちを押し付ける様にしてヤギの腹に顔を沈めた。
すると悲しいかな、いつもは大人しくモフモフさせてくれるヤギが私を振り払い、
まるで後には引けんぞ、と言うみたいにメェーと鳴き、センゴクさんの元へ戻って行ってしまった。

もっとモフモフしたかったが、ヤギにまで見捨てられてしまった私は、
諦めて立ち不服だが仕方ないと言った様子で了承した。

貴「承知しました。」

それを聞いたセンゴクさんは満足気に笑っていた。

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モクレン(プロフ) - <みんと色様 貴重なコメント誠にありがとうございます。36、37話修正いたしました。 (4月1日 9時) (レス) id: 127f12fb6b (このIDを非表示/違反報告)
みんと色 - 海軍本部のおつるさんは平仮名にしないと和ノ国のお鶴さんと被りますよ。 (3月29日 23時) (レス) @page46 id: 12fd651767 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モクレン | 作成日時:2024年3月12日 15時

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