1 我が上司 ページ2
コツコツと本部の廊下を進み職場へ着く。
割と広いこの部屋には、まとまって置かれているデスクがある。
そこが私のデスクだ。
足早に席に着くなり今日の業務を確認する。
今日は朝礼にあった様に、近く行われる遠征の予算案と部隊編成を立てなければならない。
海軍は常に海賊と戦っているイメージだったが、このようなデスクワークが実はほとんどだ。
正直体を動かすことの方が好きだが、書類作成も海軍の立派な仕事。
責任を持って取り組む。
しかしこのデスクワークをよりめんどくさくするのが上司だ。
ｸｻﾞﾝ「Aちゃ〜ん、この後ヒマ〜？」
そうこの上司、大将青雉ことクザンさんだ。
部屋に掲げている「だらけきった正義」と同じように気だるそうにしているが、これでも上司だ。
貴「暇じゃないです。それより昨日お願いした軍艦手配書は確認終わりましたか？」
ｸｻﾞﾝ「え、なにそれ？」
と顔を傾ける。
それもそのはず、彼の目の前のデスクには山のように書類が溜まっている。
書類関係の仕事が滞りやすいクザンさんはいつもこうなる。
期限ギリギリなんてしょっちゅうなので、確認の催促はかかさない。
貴「期限明日までなのでちゃんと見てくださいね。」
ｸｻﾞﾝ「え〜〜〜…、はーーい」
だるそうではあるが、目の前の書類の量に目を背けられなくなったのか、
頭を掻きながら一枚書類を取り見始めた。
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モクレン(プロフ) - <みんと色様 貴重なコメント誠にありがとうございます。36、37話修正いたしました。 (4月1日 9時) (
レス) id: 127f12fb6b (このIDを非表示/違反報告)
みんと色 - 海軍本部のおつるさんは平仮名にしないと和ノ国のお鶴さんと被りますよ。 (3月29日 23時) (レス) @page46 id: 12fd651767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モクレン | 作成日時：2024年3月12日 15時
