プロローグ ページ1
鐘が鳴ると共に目を覚ます。
真っ白な部屋に差し込む朝日が眩しい。
外の澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込みたいところだが、そうはいかない。
ベッドから飛び起き服を着替え急いで部屋を出る。
廊下を駆け足で進む間、朝日が目を刺激してくる。
数百人が集まる広場へ整列すると、澄んだ空気も重苦しく感じる。
ここは海軍本部。
グランドライン前半に位置し、正義を掲げ海賊を取り締まる機関である。
今日も朝礼から一日が始まる。
「敬礼！」
大佐が広場に登場すると、どこからか号令がかかり全海兵が足並みを揃えて敬礼する。
「なおれ！
本日の朝礼を始める。」
昨日起きた事件や、本日の訓練・業務内容が大佐の口から聞かされる。
今日は近々行う遠征について一報があった。
海賊王の処刑の後、海賊王が遺したとされるワンピースを求め、嬉々として海賊になる人が増加している。
海賊への見せしめとして海賊王を処刑したはずが、逆に海賊を増やすことになるなど誰が予想したか。
次の遠征というのも、これらに感化された野蛮な海賊達を取り締まることになるだろう。
「以上。各位持ち場に着け！」
大佐の声がまた響く。その言葉に一斉に空気が揺れ動き、海兵全員が働きアリのように動き出す。
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モクレン(プロフ) - <みんと色様 貴重なコメント誠にありがとうございます。36、37話修正いたしました。 (4月1日 9時) (
レス) id: 127f12fb6b (このIDを非表示/違反報告)
みんと色 - 海軍本部のおつるさんは平仮名にしないと和ノ国のお鶴さんと被りますよ。 (3月29日 23時) (レス) @page46 id: 12fd651767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モクレン | 作成日時：2024年3月12日 15時
