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ローレンの帰ってくる時間帯は、日によってバラバラだ。夕方頃に帰宅することもあれば、夜中や朝方になることもある。
時刻は夕方の4時30分すぎ。玄関の方から鍵を開ける音がして、扉が開かれる。
「ただいまっ。」
「おかえり〜、今日早いね。」
「最近朝帰り多かったじゃん?そしたら、奥さんとの時間大事にしろって早く帰れるようにしてくれた。」
あ〜Aだ、と言いながら私が座っているソファに近づいてくる。下から顔を覗くと、うっすらと隈が出来ており、寝不足であることが察せられた。
横に座ったローレンが、私の方に体を預けて肩に額を押し付けてくる。どうやらだいぶお疲れのようだ。
「お疲れ様。どうする、いったん寝る?」
「膝枕してくれるんだったら寝る。」
「い、良いけど、ちゃんとベッドで寝た方が疲れ取れるんじゃ...。」
「A補給タイムよ。」
許可を出した瞬間、少し体を離して私の膝に頭をのせる。わざわざこんな寝にくい場所で横にならなくても、と思うが、お疲れな彼の要望なのだ。大人しく聞きいれて、膝に感じる重みに手を伸ばす。
「どのくらい寝る?」
「んー、一時間経ったら起こしてもろて。」
「んふ、もしかしたら私も寝てるかも。」
「まぁそうなったら仕方ないねそれは。」
他愛ない会話をしつつ、ローレンを寝かしつけるように頭を撫でたり顔周りのマッサージをしたりする。しだいに会話の間が長くなり、瞬きの回数が多くなってきた。
「ローレン眠いでしょ。」
「...いや?めちゃくちゃ元気だよ。あと五時間は起きてられる。」
「どうだか。」
「だかどうではある?」
無事ローレンが赤ちゃんのような笑い声を発揮したあと、眠たげな彼の瞼の上に手をそっとのせて、照明の光を遮る。しばらくすると眠ったようで、穏やかな寝息へと変化した。
「...おやすみ、ローレン。」
さて、足が痺れないといいな。
デートに行った話【切り抜き/ローレン・イロアス】→←ローレンのボイス鑑賞をしてる奥さん【にじさんじ/切り抜き/ローレン】
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雪乃華(プロフ) - あさん» お知らせありがとうございます。しばらくの間パスワードをかけさせていただきます…! (12月30日 21時) (レス) id: 793fca1557 (このIDを非表示/違反報告)
あ - @ 17FF8dYbx539047 という方がいま界隈で晒し行為してるみたいなのでパスワードなどの対策お願いしたいです😭🙏 (12月30日 21時) (レス) id: 1be3e55809 (このIDを非表示/違反報告)
????(プロフ) - マジで完結おめでとうございます‼︎😭😭lrnの小説自体少ないにも関わらず、楽しい小説ありがとうございました‼︎ (11月10日 4時) (レス) @page50 id: f2ebaa7bc8 (このIDを非表示/違反報告)
すいさい - 雪乃華様のlrnの再現度凄すぎて...本人の声が聞こえるんですが....😭😭いつも楽しく拝見させて頂いてます🤝🤝 (10月30日 22時) (レス) @page9 id: fca39fd98f (このIDを非表示/違反報告)
紫月とと - ほんとにlrnのお話少なすぎて諦めてたところでこのお話を発見したのでlrnの雰囲気、口調がそのまんますぎて感動しました……🥹 日常のゆるゆるとした雰囲気もあって大好きです これからも更新待ってます🫶🏻🙇♂️ (10月25日 19時) (レス) @page44 id: b34c830f5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪乃華 | 作成日時:2023年8月13日 22時