おしどり夫婦【2j3j】

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生理ネタです。
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下腹部の鈍い痛みで目が覚めた。なんだかまずい予感がして体を起こした途端、液体が流れる不快感。

大方予想は着くが、一応確認のために、隣で眠っているローレンを起こさないようベッドから静かに抜け出し、トイレへと向かう。


「あ"ー...さいあく。」


予想通り月イチのアレが始まっていた。目で確かめた途端に痛みが強くなったような気がする。周期的にはもう少し遅めだったため、つい油断していた。


とりあえず布団についていないか確認するため、トイレを出て寝室に向かった。


音を立てないようにドアを開け、おそるおそる自分が寝ていた場所に目をやる。幸運なことに血は付いていなかった。


「...ん、A？」
「ごめん、起こしちゃった？」
「や、自然と目ェ覚めただけ。...なんか顔色悪くない？」


寝起き早々顔色が悪いと気付けるローレン、観察力が鋭いなぁ。


「ちょっと貧血かも。」
「あ、まって。そういうことね。お腹とかどう？痛い？」


貧血という単語だけで察したのか、顔色を変えてベッドから降りて私の手を握る。

指先が冷たくなっていた手に、ローレンの体温がじんわりと広がっていった。


「うわ手冷たっ。色々取ってくるからベッド入ってて。俺おったからまだあったかいよ。」
「ん、ありがと。」


お言葉に甘えさせてもらって、のそのそと暖かい空間へ潜り込む。しばらくすると、コップと薬を持ってローレンが戻ってきた。


「はい、とりあえずココア。薬も持ってきたけど飲めそう？」
「飲める...。」


暖かいココアと一緒に薬を飲みほしてほっと一息をつく。ベッドの横にあるサイドテーブルにコップを置くと、ローレンがもぞもぞ布団の中に入ってきて、私を後ろから抱きしめる。

正直生理中は人肌恋しくなるので、こうやってくっついてくれるのは本当にありがたい。



「今日はまったり過ごそか。映画とか見る？」
「アニメ溜まってるから見たいかも。」
「お、じゃあ一気見じゃない？」
「んふ、そうだね。」

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