小話３ 獲物の捕まえ方日記 ページ14
×月×日 雨
外を見ると、最初に来た時より酷くなっているようだ。
「すごい雨、傘持ってきてよかった〜」
私はお気に入りの傘を差し、いつもと変わらない帰り道を歩いた。
「やっとついた〜、雨更にひどくなるんだもん…ちょっと濡れちゃったよ〜」
部屋に帰ったらまず、シャワーを浴びて温まろうと思いながら玄関を開けた
「ただい…ま、、、」
そこに広がる風景はいつも見ている風景とは違った。
「えっ、ないっ！？机もベットも私のものが無くなってる…ッッ！？」
「もしかして、泥棒…？いや、でもなんでこんなオンボロ寮に…？？」
目の前で起きていることに理解が追い付かず冷静な思考ができない。
どうしよう、どうしようと慌てていると
プルルルルと携帯の着信音が鳴り響いた。
「！？」
驚いてあたりを見渡すと見覚えのない携帯電話が落ちていた。
「携帯…？私のじゃない、犯人が落としていったの…？？」
携帯の着信はまだ鳴り響いている。もしかしたら犯人の手掛かりがつかめるかもしれない
そう思った私は覚悟を決めて電話に出た。
「も、もしもし…」
すると、向こうで私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
「わ、私の私物を盗んだのはあなたですか！？返してください！！？」
恐怖に襲われた私は取り乱して電話の向こうの人物に叫んでしまった。
「返すも何も、少し移動させただけですよ。安心してください。」
「い、移動ってどこに…？？」
「僕の部屋ですよ、その部屋は二人で暮らすには狭いでしょう？？」
電話越しの人物は何もなんでもないかのように話している。
「お互いをもっとよく知ってからと思っていましたが、やめました。
あなた、モストロ・ラウンジに最近よく来る獣と会う約束をしたでしょう
ダメですよ。これ以上悪い虫がつかないようにあなたの生活を管理することにしたんです」
だから安心してくださいねと淡々と話される。
「なに、、、言ってるの、、、、、」
嫌な汗が頬を伝う、怖い。もう考えたくない。
「あなた、、、、、、誰なの、、、」
「………もうすぐそちらに着きます。待っていてください」
電話の人物はそういうとプツンと電話を切った。
ツー、ツーと電話から音がする。底知れぬ恐怖に手足の震えが止まらない。
すると外からカツンと音がした。
寮の階段を上がっている音だ
カツン、カツンと音は徐々に近づいてくる
足音は私の部屋の前でちょうど鳴りやんだ
ガチャッっとドアを開く音がする。
「迎えに来ました監督生さん。」
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こてつ犬(けん) - お初めて見たけどすごく面白かったです！更新待ってます！ (2022年9月26日 23時) (
レス) @page20 id: a7527fda37 (このIDを非表示/違反報告)
きらきらほっしー - いや、好きです！！無事空のきらきらほしになりました！！リクエスト応えて下さりありがとうございました！何回でも読み返せます。可愛いジェイド先輩からの強めの攻めは気絶レベルにいいですね。語彙力が足りなくてすみません。応援してます！ (2020年6月10日 15時) (レス) id: 7cc0ce185f (このIDを非表示/違反報告)
ガチンコチン(プロフ) - 誓雨さん» ご愛読ありがとうございます〜(o^^o)リクエスト承りました！！！頑張ります！！！ (2020年5月29日 12時) (レス) id: efbcb31e1b (このIDを非表示/違反報告)
誓雨(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます……！まだリクエスト大丈夫であれば“夢主に勉強を教えてくれるジェイド”を見てみたいです……！ (2020年5月28日 19時) (レス) id: cbe26e8c44 (このIDを非表示/違反報告)
ガチンコチン(プロフ) - きらきらほっしーさん» 貴重なご意見ありがとうございます〜！！！甘えたジェイド先輩挑戦しようと思います！！！((事故確定)) (2020年5月28日 0時) (レス) id: efbcb31e1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まともな方のリーチなんていない
| 作成日時：2020年5月16日 22時
