24話 ページ24
長期休みも終わり、学校へ帰るための馬車に乗る時に母からお守りだと言って緋色の小さな宝石の入ったイヤリングを渡された。
A「こんな高そうなものいいの…！？」
「いいのよ、学校頑張ってね。そのイヤリングは悪いものから守ってくれる力があるから貴方を守ってくれはずよ」
そういって頭を優しく撫でてくれた。
A「うん、いってきます」
家族としばらく会えない寂しさに泣きそうになりながらも、学園へ戻るため馬車に駆け乗った。
休み明けの授業ということもあって、そこまでハードな授業ではなかった
一日の授業を終え、いつものようにあの場所へ向かう
A「あっ、やっぱりいた」
彼はいつものように湖の近くに座り黄昏ている、彼の横が顔は森に差し込む光があたりキラキラと輝いている、目が離せない、それぐらい美しい。
マレウス「いつまでそこに立っているんだ」
どうやら私が見つめていたことに気が付いていたらしい
A「えっと、久しぶりマレウス」
マレウスはゆっくりとこちらを向き微笑む、久しぶりに見る顔になんだか安心する
いつものようにマレウスの隣に腰を下ろす
長期休みの思い出話を話していると突然マレウスの目が鋭く光る
(なんだろう、なんか私睨まれてる…？)
マレウス「それは何だ…？」
そういうと不機嫌そうに私の耳についているイヤリングに軽く触れる
A「えっ、あぁ、これは母からお守りにってくれたものなの」
マレウス「お守り…」
A「うん、なんか悪いものから守ってくれる力があるんだって」
マレウスは自分の口に手を当てると「なるほど、忌々しいな」と小さな声で呟いた
A「えっ、何か言った？」
マレウス「いや、何でもない。僕はもう行く」
マレウスはスッと立ち上がるといつものようにどこかへ消えてしまった。
A「なんか様子がおかしかったけど大丈夫なんだろうか…」
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ユイ - やっべえ最推しが仕事してるわ愛してるぞマレちゃん (2022年10月30日 1時) (
レス) id: 546cca6b35 (このIDを非表示/違反報告)
miog553(プロフ) - マレウス様にしかなし得なさそうなこと盛りだくさんで面白かったです。完結ありがとうございます。ちなみに、これはハッピーエンドではなくメリーバッドエンドだと思うので、よければその概念を知っていただければ幸いです。☺︎ (2022年7月23日 14時) (レス) @page28 id: 74fab90c50 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - ハッピーエンドおつかれ様です！！！これからも応援してます！！！ (2020年11月15日 0時) (レス) id: e127b99774 (このIDを非表示/違反報告)
ノアネコ(プロフ) - マレウスこっわ！でもまじで好きです() (2020年8月30日 19時) (レス) id: 52451fab77 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - 私は「ハッピーエンド」に対して固定観念を抱いていたようです………これも、この小説の、マレウス・ドラコニアのハッピーエンドなのですね………！短編なのにぞくっとしました。面白かったです！！ (2020年7月23日 15時) (レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マレウス美味しいｐｒｐｒ
| 作成日時：2020年5月15日 11時
