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『ただいま〜』
あれから数日が過ぎ、いつも通り学校が終わって家に帰った。
亜｢おかえり。｣
『どうしたの？そんな怖い顔して。』
亜｢涼太が...涼太が消えた。｣
『え？』
亜｢手紙だけ残して、いなくなったんだよ！｣
亜嵐くんが手にしている紙には、
先輩今までお世話になりました。
Aのこと、よろしくお願いします。
とだけ書いてあった。
亜｢Aの分も、ほら。｣
『うん、ありがと...』
·
私は急いで部屋に駆け込み、封筒を開いた。
"Aへ。
今までありがとう。
Aにはたくさんの幸せをもらいました。
でも、だからこそ小野の件で怖い思いをさせたことがすごく悔しくて、そしてもう迷惑はかけたくないと思ったんだ。
もう逃げないって言ったけど 本当にこれで最後にするから許してね。 さようなら。"
·
『涼太.....っ...』
気づけば家を飛び出していた。
数時間前まで笑顔で笑ってた涼太を、今ならまだ取り戻せるかもしれない。
それだけを考えて無我夢中で走り、学校に着くなり職員室に駆け込んだ。
『片寄先生！！』
校長｢こら、職員室に入る時は...｣
『先生！片寄先生は！？』
校｢え？.....あぁ、もう出ていったよ。
今日限りで辞めるそうだ。残念だなぁ...｣
『そんな...』
もう会えないの？挨拶のひとつもなしに？
手紙1枚で済ませるなんて、許さないんだから。
『先生！片寄先生が出ていったのはいつですか？』
校｢ん？今さっきだよ。君が入ってくるすぐ前。｣
『っ！ありがとうございます！』
校｢あぁ、ちょっと！廊下は走るんじゃ...｣
私は最後の希望を胸に校舎の裏に回り、涼太がいつも車を停めているところに目を向けた。
すると、車の運転席には無表情で座る涼太が。
『涼太！』
涼｢...A。｣
少し遠くにいる涼太へと少しずつ近づきながら叫んだ。
すると涼太は窓を開け、1枚の写真を地面に置き
私に切なそうな笑顔を向けてエンジンをかけた。
『待って！！』
涼｢...｣
ﾌﾞﾙﾙﾙ＿＿＿ﾌﾞｫ ﾌﾞｫｰｰﾝ＿＿＿
私の叫びも虚しく空に散り
涼太は再び姿を消した。
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いくら(プロフ) - まいさん» ありがとうございます！新年度も頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします。 (2019年4月8日 16時) (
レス) id: 7756676704 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - もう最高！！！！笑 (2019年4月7日 21時) (レス) id: 4aa243f549 (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - y，206さん» コメントといつも読んでいただき、ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月31日 19時) (レス) id: 669b0134fc (このIDを非表示/違反報告)
y,206 - 更新まってます！！ がんばって\(`οωο ´\) (2019年3月27日 18時) (レス) id: d4f39bbfd7 (このIDを非表示/違反報告)
y,206 - 最&高！！！！ (2019年3月27日 18時) (レス) id: d4f39bbfd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いくら | 作成日時：2019年3月24日 19時
