涼太 ページ18
Aside
涼太と離れて1週間が経ち、もう金曜日の夕方だ。
今週は授業以外で1度も話していない。
『やっぱりもう無理なのかな__』
大「何が?」
『え?あ、あぁ!借りたい本あるんだけど、夕方だし図書室開いてないかなって!』
大「さっき通った時開いてたよ。」
『そっか、ありがと!』
大「待って。」
教室を出ようとした私の腕を大樹くんが掴む。
大「最近、先生となんかあったでしょ?」
『え、な、なんで?』
大「授業中ぼーっとしてる。」
『そんなことない!.....よ?』
やばい、バレた?てかなんで知ってるの〜!
大「いや、絶対なんかあった。
俺Aのことずっと見てたから、わかるよ。」
『え?』
フワッ_____
大樹くんは私の腕を引き、そのまま胸に寄せ抱きしめた。
大「俺なら不安にさせたりしない。」
『...』
大「俺じゃ...ダメか?」
『.......ごめん。』
今までは流されてばかりだったけど、もう違う。
自分で強く生き抜くって決めたから。
大「そっ...か.....ごめんな、急に。」
『うん。じゃ、じゃあね。』
理由付けのために図書室に行きたいなんて言ったけど、少し落ち着きたいと思ったからそのまま図書室に足を運んだ。
ガラッ______
『失礼します..._____あれ?』
カウンターに司書の先生はおらず、電気も消えて夕日が本棚の隙間から覗いていた。
『誰も...いない.....』
逆にゆっくりできるからいいか。と思い、奥の本棚の裏に回り込んだその時____
涼「A、俺 もう逃げないから。
もちろんAも逃がさないよ?(笑)」
愛しの彼が耳元で囁いたのだった。
263人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いくら(プロフ) - まいさん» ありがとうございます!新年度も頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします。 (2019年4月8日 16時) (レス) id: 7756676704 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - もう最高!!!!笑 (2019年4月7日 21時) (レス) id: 4aa243f549 (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - y,206さん» コメントといつも読んでいただき、ありがとうございます!頑張ります! (2019年3月31日 19時) (レス) id: 669b0134fc (このIDを非表示/違反報告)
y,206 - 更新まってます!! がんばって\(`οωο ´\) (2019年3月27日 18時) (レス) id: d4f39bbfd7 (このIDを非表示/違反報告)
y,206 - 最&高!!!! (2019年3月27日 18時) (レス) id: d4f39bbfd7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いくら | 作成日時:2019年3月24日 19時