【wt】汚れた靴のシンデレラ (ページ5)

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「つ、着いた。」

いざ目の前にして緊張した面持ちをしていた。そんな彼を素通りし、中へ入っていく。パネルを素早く操作し、部屋へ移動する。後ろから少し下がって歩いて来る彼。部屋の鍵を開け、目当ての物を手に取る。

「そこに座ってください。」

そういうと床に正座をする。そして彼に首輪を取り着ける。これが彼の基本装備。首輪を着けると嬉しそうに触り出す。その様子を見て私はリードを強く引っ張る。

「う、あ。」
「まだ何も指示を出していません。」

強く引っ張ったせいか、瞳に生理的な涙が浮かんでいた。次に彼の股に足を置く。これからされることにぞくぞくと身体を震わせていた。

「足を開けてください。」

控えめに開かれた足。太ももの側面を蹴り、広げさせる。そして股周辺を弄る。本体に触れないように。そうすると、身体を動かして相手が葛藤する。触って欲しい欲望と言うことを聞かないといけない理性。そして彼は欲望に忠実なタイプ。

「ねえ、触ってよ、A、」
「そんな頼み方でいいんですか？」
「ぁ、触ってください。」

前ならもう少し焦らしている所だけど、今はそんな気分じゃない。出来るだけ手短に終わらせたいから、勢い良く踏み込む。待たされた分、大きく膨れ上がったそれはようやく来た快楽で簡単にいってしまう。染みができようが、私には関係ない。

「宿泊にしてますから、ゆっくり休んでください。」

そう言って部屋を出る。一応彼と私に休みを貰っているが、別に私は休む必要はなくなった。

「あぁ、明日からも仕事頑張ろ。」