【wt】汚れた靴のシンデレラ (ページ4)

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「A！これ飲み物買ってきたよ！」
「この仕事貰うね！」
「疲れてる？肩凝ってるからマッサージしてあげる！」

彼は思考を変えてか、異様に私に優しく接して来る。多分、ご褒美待ち。きりやん曰く、最近珍しくぶるーくが一生懸命仕事に取り組んでいるらしい。前までは全く仕事をしなかったぶるーくに手を焼いていたと言っていた。ここでご褒美をあげて欲しいとnakamuに頼まれている。

「ぶるーくさん、今夜暇ですか？」

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車の助手席に乗り込む。彼はソワソワとした様子だった。

「えっと、おすすめの居酒屋はね、」

と、カーナビで居酒屋を設定する彼の手を止める。目的地を夜の街に設定する。

「ええ！！Aいいの!?」

大きな声ではしゃぐ彼。口に人差し指を当て静かにさせる。尻尾をぶんぶんと振りながら運転を始める。その間私は少し休憩をとる。