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私の業務内容は応募通りの書類作成などの事務的な作業。それと彼らの願いを聞く仕事の2つ。これは強制ではないらしいが追加で給与が入る。私の意志を無視すれば好条件だと思う。
「ねえ、レラ様〜？」
周りをうろうろするぶるーく。その名前が嫌だと言っているのにも関わらず、続けるのはお仕置を望んでいるから。前ならこの駄犬が！と罵っているかもしれないが、私は変わったのだ。他にもそういうやつがいて困っている。nakamu以外がそうだ。
「A、ちょっといい？」
考えていたら来た。席を立ち、彼の後ろをついて歩く。連れて来られたのは会議室。カチっとドアの閉まる音。なるほど。仕事依頼ですか。
「ねえ、A。俺、」
もしかしたら、他の5人が見に来る。そんな期待が彼を興奮させる。
「見てて、A。」
スボンのチャックを開け、自分のを慰め始める。何度も見た彼のこの行動。片手で声を抑えようと努めるが、彼の口から甘い声が零れる。私はわざと反対方向を見る。
「A、A、」
私の名を呼ばれようが関係ない。例え、彼がひとりでいったとしても振り向かない。
「お願い、します、A様ぁ。こっち、こっちを見て、くださいぃ。」
真後ろに気配を感じる。縋り付くような声。
「A様が見てくれないと俺いけない。」
「はあー。早くしてください。私、まだ仕事あるんで。」
「あぁ、ぅ、ん、」
自然と手の動きが早くなる。私の目を確認してから、彼はいった。床にへたれ込んだ彼の胸ポケットから鍵を取り出し、ロックを解除する。机に鍵を置き、立ち去ろうとする。
「……あの表情、最高。」
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作者名：moka | 作成日時：2024年2月29日 0時
