38試合 泣いてるの？ ページ41
俺はやっと晴香に追いつけた
慎也『こんな所で何してるんですか？お嬢さん』
俺は少しだけ近づいて言った
晴香『何もしてないよ…ただトイレに…』
慎也『トイレなら向こうですよ』
晴香『ありがとう…』
ガバッ
俺は被っていた帽子を被せた
慎也『1人で泣いてたら涙は止まらないからな…』
晴香『泣いてない…泣いてなんかないよただ砂が目に入っただけ』
慎也『よっぽど大きな砂が入ったな』
ゴソゴソ
俺はポケットに入っていたボールを取り出した
慎也『ほら…俺のサイン入りボール今はただの落書きボールだけど甲子園で優勝したら価値はあると思う』
晴香『今でも価値はあるよ』
慎也『そうか…なんで泣いてんだ？』
晴香『私のせいで慎也君が野球を辞めそうになったから』
慎也『なんで？』
晴香『哲也君があんな事言ったのは私が…』
ガバッ
俺は晴香を抱きしめた
慎也『俺が辞めそうになったのは誰のせいでもない…俺のせいだだから自分を責めるな』
それから俺らはバスのあるところに戻った
沢村『春っち俺ベンチ入りメンバーに入れるかな？』
春市『どうしたの？急に栄純君』
沢村『甲子園って18番までだろ！俺無理じゃん』
春市『いやちょっと待って栄純君その考えだったら僕も無理だよね』
御幸『良かったな降谷沢村の考えじゃお前甲子園ベンチ入り出来るな』
降谷『え…』
バスの中ではそんな話をしていた
慎也『沢村大丈夫だろ…ベンチ入りメンバーはまた考え直して甲子園に挑むわけだと思うから』
沢村『なるほど…それじゃあ俺と春っちがベンチに入れるかもしれないって訳ですか？』
慎也『まあそういうことだろ』
俺らの夢はもう全国制覇しかないな…見せつけに行こうぜ俺らの実力を俺らの姿を…
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安楽(プロフ) - 桃奈さん» たまには野球部からの設定ではなくて他の設定がいいかなと思ったので幽霊部員にしてみました！応援ありがとうございます (2015年8月15日 12時) (
レス) id: 9985c9f55d (このIDを非表示/違反報告)
桃奈 - 幽霊部員からのスタートっていいですね！これからも頑張ってください！応援してます (2015年8月15日 11時) (レス) id: 1dcbacb7f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：安楽 | 作成日時：2015年6月30日 0時
