1試合 諦めた ページ3
ピピピピピ
カチ
慎也『ふぅ』
またごく普通の1週間が始まる
俺は2段ベットの上から下りて学校の準備をした
下のベットには綺麗に畳んである毛布とパジャマがある
俺は一通り準備を終えて1階に向かった
1階には俺の分を作ってる母親の姿が
母『起きたの?慎也』
慎也『ああ』
母『もうすぐで晴香ちゃん来るよ』
慎也『あいつ野球部のマネージャーだろ?朝練は?』
母『マネージャーの子は朝練ないのよ』
慎也『そうなんだ…いただきます』
俺は手を合わせて食べ始めた
それから朝ご飯を食べ終えてから
ピンポーン
家のインターホンがなった
結構早かったな…
晴香『早く行くよ慎也君』
ガチャ
俺は玄関のドアを開けた
晴香『おはよ慎也君』
慎也『ああ…おはよ』
俺達は歩き出した
俺と晴香は昔っから俺達兄弟の隣にいた
生まれた時も隣にいたんだ
同じ年の同じ日に同じ病院で生まれた
隣に住む永倉晴香幼馴染
10分程度歩き続けると青道高校が小さく見えてきた
青道高校が近づくにつれて聞きなれた金属音がグランドから聞こえた
グランドを見ると
白球を投げたり打ったり追っている高校球児が
いた
そこには俺と顔が瓜二つの生徒がいた
晴香『頑張ってるね哲也君』
俺の弟結城哲也
晴香『様になってきたんだからね哲也君のキャプテン姿』
慎也『よかったな』
晴香『ねぇ知ってる?慎也君が抜けて副キャプテンがいなくなったけど 代わりの人』
俺はもう一度グランドを見た
慎也『いないんだろ』
聞こえないような声で言った
晴香『正解!そうなの副キャプテン1人いないんだ…でも監督ね』
片岡「あいつの帰ってこれる場所はここだけだあいつは必ず帰ってる 前以上に成長して」
晴香『って言ったの本当にいい監督だよね』
慎也『諦めたのにな…』
俺はその言葉をつい言ってしまった
晴香『本当は諦めてないんでしょう』
?『よ!慎也』
後ろから呼ばれた
慎也『奏真か…そういうことでまた後でな』
俺は晴香に手を振った
慎也『本当は……なんだよな』
晴香『え?なんか言った?』
慎也『なにも』
俺は歩いて奏真の元へ向かった
奏真『ごめんな邪魔して』
こいつは俺の親友の秋沼奏真
柔道部のエース
顔と性格が凄くいいためモテる
慎也『別にいいよどうせあいつは俺じゃなくて哲也の方だから』
奏真『そうなのか?』
俺は野球部のグランドを見ていた
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安楽(プロフ) - 桃奈さん» たまには野球部からの設定ではなくて他の設定がいいかなと思ったので幽霊部員にしてみました!応援ありがとうございます (2015年8月15日 12時) (レス) id: 9985c9f55d (このIDを非表示/違反報告)
桃奈 - 幽霊部員からのスタートっていいですね!これからも頑張ってください!応援してます (2015年8月15日 11時) (レス) id: 1dcbacb7f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:安楽 | 作成日時:2015年6月30日 0時