プロローグ ページ1
昔っから俺は野球一筋だった
俺は小学2年の頃
近くの高校のグランドでたまたま見た野球に一目惚れした
そこの高校は甲子園を狙えるぐらい強い高校だった
俺はそれから野球というものを知った
俺は誰よりも上手くなりたくて
誰よりも努力をした
そして誰よりも野球を愛していて
誰よりも野球を知っていた
才能なんかじゃない
努力でここまで来れたそう思って
小さい頃から憧れていた高校
青道高校に弟の哲也と一緒に足を踏み入れた
けど……
2年になったある日
弟の哲也にこう言われた
哲也「兄貴のせいで周りから比べられるんだ！俺はただ甲子園を目指したいだけなのに」
そう言われた
俺は哲也よりも努力をしてたと思う
けど…結局は弟から嫌がられてた
それから弟は俺の事を避け始めた
でも知ってたあの時お前が俺にそう言ったあと
部屋で1人で泣いてた事を…
楽しかった野球が苦しく辛いものになった
高校2年の頃の俺は知らなかった
いままで楽しかった野球が牙を向けると
全てが一変したかのように苦しく辛いものになるということを
それから俺は野球部を辞めた
いや…事実上辞めてはない
幽霊部員として野球部においてもらってる
あいつらは俺が戻ってくるのを待って
俺の居場所を作って
待っててくれる
仲間…
でも俺はもうあの頂の景色が見渡せる
大いなる場所には
立てない気がした
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安楽(プロフ) - 桃奈さん» たまには野球部からの設定ではなくて他の設定がいいかなと思ったので幽霊部員にしてみました！応援ありがとうございます (2015年8月15日 12時) (
レス) id: 9985c9f55d (このIDを非表示/違反報告)
桃奈 - 幽霊部員からのスタートっていいですね！これからも頑張ってください！応援してます (2015年8月15日 11時) (レス) id: 1dcbacb7f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：安楽 | 作成日時：2015年6月30日 0時
