手合わせ？(ゾロ) ページ4
「よし！もう大丈夫だぞ！」
『ありがとー！チョッパー』
脚が完治していることをチョッパーに確認してもらい、自由に動いていい許可が島を離れて数週間後の今、ようやく得ることが出来た。
やっと、ルフィたちと一緒に遊ぶことができる！
そう期待しながら甲板へと向かったが、そこにいつも騒いでいるルフィ達の姿はなかった。その代わり壁にもたれ掛かりながら居眠りをするゾロが見えた。
『···また寝てる』
よくそんなに寝れるな、と呆れを通り越して感心しながらゾロの目の前に座り込み彼を観察した。
思い返せば、最初に出逢った麦わらの一味はゾロだった。
迷子のゾロを武器屋に案内したんだっけ。
最近の出来事のはずなのに、もう遠い昔のように感じる。
「ンが、·····なにしてんだ」
『あ、起きた』
なんの前触れもなく目を開けたゾロに少し驚きながら、寝起きの彼に問いかけた。
『ルフィたち何処にいるか知らない？』
「知らねェ」
『ちぇ、じゃあいいや』
「なんで探してんだ？」
『やっと体動かしていい許可が出たからさ、久しぶりに遊んで動かしたかったの』
そう言うと納得した様子のゾロだったが、何か変な考えが思い付いたように口元が円を描いた。
「体動かしてェんだったら、俺と手合わせしようぜ」
『え、嫌だけど』
「即答か！！」
『だってゾロ相手とか死ぬじゃん』
「殺さねェよ！！」
鋭いツッコミを入れるゾロだったが、痺れを切らしたように立ち上がり抜刀する体勢をとった。
『えｯ、本気？！治ったばかりの怪我人に戦わせるなんて正気の沙汰じゃないよ！！』
「お前から言い出したんだろ。体動かしてぇって」
『死にたいとは言ってない』
「だから殺さねェって言ってるだろ！！」
ゆっくりと後ろへ下がりながら、戦闘する気満々のゾロを宥めるために言い訳を考えた。
遊びたかっただけなのにどうしてこんなことに。
『あの、私ビックリするほど弱いんで手合わせにもならないかと···』
「あ？なら手加減してやるよ」
『いや、手加減というか···。一方的に私にやられてくれれば』
「なんでだよ！誰がテメェのサンドバッグになるか！！」
そんな内容のない言葉の掛け合いを続けていた。
ゾロが我慢の限界を向かえて私に斬りかかってくるのは時間の問題だろう。
そして逃げ惑う私の悲鳴に気づいてサンジが飛び出して来るのも時間の問題だった。
(あーあ、また始まったよ2人の喧嘩が)
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柏餅 - 海軍でめっちゃ面白いし夢主がプライド無さすぎるのが好きすぎますwww！ (11月16日 16時) (
レス) @page13 id: c21f6abdfc (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ。(プロフ) - あっう、嘘！！更新がっ！！とてつもなく嬉しい…この作品めちゃくちゃに好きで好きで！！通知がきたときめっちゃ感動しました…。無理をしないようゆっくりでいいので更新待ってます！！ (2022年9月19日 19時) (レス) @page13 id: 7eea0ab4f7 (このIDを非表示/違反報告)
エサエ - めっちゃ感動した〜ヽ(；▽；)ノ (2022年2月28日 22時) (レス) id: eaea65edbb (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - もがみさん» 間違えてレスをしてすみません。初めまして！とっても素敵です！高評価しました！知ってるアニメは何ですか？ (2021年10月7日 14時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 十六夜さん» もう一つのｐｃがしました。初めまして！とっても素敵です！高評価しました！知ってるアニメは何ですか？ (2021年10月7日 14時) (レス) @page1 id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もがみ | 作成日時：2019年12月12日 5時
