79 ページ30
『私はA。さっきは助けてくれてありがとう。』
「どうってことないよ！」
と、元気よく胸にドンッと拳を叩きつけるリン。
『リンは魔法使えるんだね。
目の前で見てビックリしちゃった。』
「まあね。
あまり使い慣れてないから師匠からは身の危険事態以外は使用禁止って言われてるけどね。」
『ごめんね。
私のせいで使わしちゃって…。』
「全然いいよ！
久しぶりの肩慣らしにもなったしね！」
あの怪物を前に肩慣らしとは…この子は魔法の天才らしい。
『ね、ねぇ…。』
「ん？どうしたの？」
『あの…私と友達になってくれないかな？』
「へ…？」
唖然とされて急に自分の発言に恥ずかしくなった。
今まで友達というものがいなかったため憧れて先走ったっていうのもある。
今更になってさっきの発言を撤回したくなる。
「何言ってるの？」
『え…？』
「私たちもう友達でしょ！」
『え、いいの…？』
「いいのも何も会ったその時からもう友達だよ。」
『ありがとう、リン！』
「うん！とにかくここは危ないから家に送ってくよ。」
『ありがとう。』
と、私たちは家への帰路へと着いたのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 71人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きなこもち(プロフ) - ひぃさん» ありがとうございます！更新頑張りますヽ(´▽｀)/ (2021年5月29日 6時) (
レス) id: 9b397e807b (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 出てくるメンバーが可愛いくて、でも真面目？な雰囲気の話もあって、めっちゃ面白いです…！続きの更新が楽しみです！ (2021年5月28日 18時) (レス) id: 21a845e247 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きなこもち | 作成日時：2021年5月4日 10時
