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それから朝食を食べ終えて、今は出掛ける準備をしている。
これは余談だが、Aは五条と面と向かって一緒に食事をするというのは、正直ちょっと苦手だったりする。
やはり生まれがいいからか、五条の食事のマナーは徹底されているのだ。まあ、本人に自覚はないのだろうが…。ナイフやフォークの使い方もそうだが、食事を口に持っていくまでの作法、姿勢、順番…映画でも撮っているのか、というくらいだ。
見る人によっては気持ちがいいだけで終わる話だが、Aはそう言ったマナーにはまだ詳しくないため自信が持てなかった。今度五条先生に教わろうかな…?なんて考えている間にAは新しい制服に身を包み、昨日から準備してあった鞄を持ち終わっていた。
カチャ、とリビングのドアを開けると身支度を終えた五条が1人で話している。電話中のようだ。
「そーそ、今行くから。みんなもう着いてる?…あぁ、じゃあ別に急がなくてもいいね。はいはい、…オッケー、着いたら言って。じゃ」
「待たせてごめんなさい先生。今の伊地知さん?」
「おー似合うねぇ!やっぱり僕の見立て通りだよ。Aは綺麗な肌色だし、体のラインもしなやかだしね。…うん、やっぱ女子高生なら脚ぐらい見えてる方がいいね!!」
五条はグッ!と親指を立ててウインクしながらAを見る。
そんなことより質問に答えろ、とAは思ったがめんどくさいので別にいいや、と諦めた。
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ねむい(プロフ) - れもんくんさん» ありがとうございますぅ!少しずつ更新していきますのでこれからもよろしくお願いいたします^^ (2021年4月6日 22時) (レス) id: 37fb8075be (このIDを非表示/違反報告)
れもんくん(プロフ) - めっっっちゃ面白いです!更新頑張ってください!今のうちに古参アピしとこっ((コソッ (2021年4月6日 9時) (レス) id: 4fa0c92de2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむい | 作成日時:2021年3月30日 23時