【刀剣乱舞】粟田口から愛されて【一期＋大将組】

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私にはたくさんの兄弟がいた

その兄弟達を少しだけ紹介しよう


6つ上にはとても優しい兄がいた
兄はいつも自分のことより私達のことを思ってくれた。兄弟である私も惚れそうになるくらい理想の王子様だった

名は粟田口一期





2つ上には双子の兄達がいた
二人とも正反対の性格をしていたがとても息が合っていて仲が良かった

名は粟田口鯰尾と粟田口骨喰




同い年には四つ子の兄弟達がいた
一人は甘えっ子で、いつも甘えてきた
名は粟田口信濃
一人はとても大人びていて男前だった。本当に同い年か疑うくらいだった
名は粟田口薬研
一人は見た目はチャラそうだけど女慣れしていなかった。そんな彼をからかうのはとても楽しかった
名は粟田口後藤
一人はどんな時にも笑顔を忘れず、私が悩んでいるときはいつも笑って悩みを吹き飛ばしてくれた
名は粟田口厚




1つ下にはおしゃれや可愛いものが大好きな弟がいた
いつも可愛くしていて、一緒に買い物に行くのは本当に楽しかった

名は粟田口乱





もっと下にもたくさんの弟たちがいた
　
礼儀正しく気遣いの出来る双子の前田と平野


幼い年にして計算が得意な博多


人妻好きっていう変わった趣味の持ち主の包丁


大人しくて動物を誰よりも可愛がっていた五虎退


甘え上手でありながらも礼儀は忘れない秋田




皆いい子ばっかりで、とてもとても可愛かった









幸せだった




こんな日がいつまでも続くって信じてた


.






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でも運命というのはあまりにも残酷だった





.





.






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「久しぶりだね！こうやって家族で出掛けるの！」




七男は車の中で嬉しそうに笑う


粟田口一家は家族全員で買い物に来ていた




「あー！あそこ、新しく出来たクレープ屋さんじゃん！」




「ほんとだ！明日学校帰りによろ！」






楽しそうに会話を広げる二人




そんな二人を微笑ましそうに家族は見ている




「あまり、遅くなってはだめだよ」




『はーい！』






この約束が果たされる日が来ることはなかった

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