He ページ22
久しぶりに外で飲んだのが嬉しかったのか、Aは少々飲みすぎたらしい。
千鳥足とは言わないまでも、やや不安定な足取りは酔っ払いのそれだ。
帰宅するとまず水を一杯飲ませた。
そのまま寝転がろうとするAのシャツがシワにならないように脱がせてやる。
「えっちー」
「違うでしょ」
茶化してきゃあきゃあ騒いでいるAの肌は汗ばんでいてやけに色っぽい。
キャミソールの肩ひもがだらしなく落ちて下着が見える。
「ねぇ、苦しいから取って」
僕に抱きついてきて背中のホックを外すようにねだる。
酔っぱらうといつも以上に甘えるAは本当に可愛い。
言われた通り窮屈そうなそれから解放してやると、蕩けそうな瞳で「ちゅーして」と唇を尖らせた。
さっきの強そうなお姫様はこんなにも甘えん坊で、その姿は僕しか知らないのだと思うと嬉しくなる。
お望み通りに唇を重ねて、舌をねじこむ。
「んっ……河村さん、好き」
「うん、僕も好きだよ」
首筋に吸い付くとAは吐息を漏らして僕の首に腕をまわす。
アルコールのせいなのか熱帯夜のせいなのか火照ったAの身体はいつもよりも欲しがりで。
キャミソールの肩ひもをすべり落として露にした上半身に触れながらキスを落としていく。
僕も暑くなってきてシャツを脱いでAと身体を重ねた。
「河村さんも汗かいてる」
「Aが熱いから」
「ふふ、やっぱり一年に一回じゃ無理かな、死んじゃうよ」
「欲求不満で？」
「それも、あるかも」
Aが悪戯そうに笑った。
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ぽん(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れさまでした！ほんとにこの作品が好きで、更新されるたび歓喜雀躍しておりました…！！ももりんさんの書くkwmrさん、不器用だけど優しくてほんと素敵でした…！また違う作品も楽しみにしています！ステキな作品ありがとうございました！ (2020年10月29日 20時) (
レス) id: 4b7a069960 (このIDを非表示/違反報告)
ももりん(プロフ) - そらまめさん» 返事が遅くなってすみません。そんなふうに言ってもらえて嬉しいです。恐ろしく遅い更新ですが、是非最後までお付き合いくださいませ(*´-`) (2020年7月24日 16時) (レス) id: 281ef44def (このIDを非表示/違反報告)
そらまめ - えっ…めっちゃ好みドンピシャだぁ…なんかこう緩い雰囲気なのに甘々なのがもうっ、好きです！！！(突然の告白) (2020年6月28日 13時) (レス) id: f9e97d8abe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももりん | 作成日時：2020年5月16日 18時
