あなたと過ごす昼下がり ページ20
だらだらと部屋着のままで私たちはまだベッドの上にいた。
河村さんは寝転がりながら本を読んでいて、その横で私はスマホで国旗暗記アプリを必死にやっていた。
河村さんがクイズをやっている姿が格好よすぎるから私も知識欲が漲ってきて手始めに国旗と首都を覚えることにしたのだ。
ちらりと河村さんを見ると真剣に本を読む横顔が素敵できゅんとする。
ぶつぶつ言ってる私の横でよく黙々と本なんて読めるなぁ、と感心してしまうがこれが凡人と天才の差なのだろう。
頭が疲れてきてスマホを放って枕に突っ伏すと河村さんが頭を撫でてくれた。
お腹がぐうっとなった。
朝寝坊だった私たちはまだ食事を取っていない。
「お腹すいたよぉ」
「あぁ、もう二時前か。
何か作るか」
「ねぇ、ホットケーキ焼こうよ」
「えぇ、それおやつじゃん」
のそのそとベッドから出る河村さんに後ろから抱きつきながら私もベッドを出る。
密着したままでキッチンに到着すると河村さんは冷蔵庫から玉子と牛乳を出した。
「ホットケーキミックスあったっけ？」
「昨日買ってきたよ」
テキパキと粉と玉子と牛乳を混ぜる。
文句を言いながらも私の食べたいものを作ってくれる河村さんが好きだ。
「えへへ、河村さん好き」
思ってることがすぐ口に出てしまう私と何を考えているのかよくわからない河村さん。
正反対だからかな、ずっと一緒にいたってあきることはないし、日に日に好きになる。
二枚焼いたホットケーキのうち、より綺麗な焼き色の方を私にくれる。
それが嬉しくて私は河村さんにちゅーするんだ。
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ぽん(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れさまでした！ほんとにこの作品が好きで、更新されるたび歓喜雀躍しておりました…！！ももりんさんの書くkwmrさん、不器用だけど優しくてほんと素敵でした…！また違う作品も楽しみにしています！ステキな作品ありがとうございました！ (2020年10月29日 20時) (
レス) id: 4b7a069960 (このIDを非表示/違反報告)
ももりん(プロフ) - そらまめさん» 返事が遅くなってすみません。そんなふうに言ってもらえて嬉しいです。恐ろしく遅い更新ですが、是非最後までお付き合いくださいませ(*´-`) (2020年7月24日 16時) (レス) id: 281ef44def (このIDを非表示/違反報告)
そらまめ - えっ…めっちゃ好みドンピシャだぁ…なんかこう緩い雰囲気なのに甘々なのがもうっ、好きです！！！(突然の告白) (2020年6月28日 13時) (レス) id: f9e97d8abe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももりん | 作成日時：2020年5月16日 18時
