そんなことを思ったんだ ページ12
「代弁してくれてありがとう！」
Aちゃんは晴れやかな笑顔で親指を立てた。
ああ、これで良かったのかと胸を撫で下ろすと同時に彼女に褒めてもらった喜びで浮かれてしまいそうになる。
「ささ、拳ちゃんもお風呂入っちゃいな！汗すごいよ？」
こめかみから溢れてきた汗をAちゃんが拭った。
なんの迷いもなく、容易く俺に触れる彼女にまた心臓が跳ねる。
「寝室あっちかな？」
「え？」
「私、ベッドで待ってるね！」
「……は？」
るんるんと軽い足取りで寝室へと向かおうとするAちゃんに呆然とした。
待ってるね、とは。
「いやいや、ちょっと待ってAちゃん！」
「ん？何？」
「俺、今日こっちで寝るから」
そう言ってソファを指差すとAちゃんは「どうして？」と言わんばかりの顔をして首をひねった。
「拳ちゃん、ソファで寝ると身体バキバキになるよ……？」
心配そうにそう言ったAちゃんに吹き出しそうになる。
そこなの？って突っ込みたいけれど。
「まぁ、とりあえずシャワー行っておいで」
「いやでも」
「汗疹になるから！ほら！」
ぐいぐいと小さな身体でAちゃんは俺を脱衣場に押し込む。
ぴしゃりと扉が閉められて、再びため息が漏れた。
ああ、どうしようか。
夜はまだ長いのに。
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ももりん(プロフ) - 早瀬さん» はじめまして。早瀬さんからコメント頂けるなんて……！嬉しいお言葉ありがとうございます(*_*)のんびりの更新になると思いますが、お付き合い頂ければ幸いです。私も早瀬さんの作品楽しみにしてます♪コメントありがとうございました！ (2021年4月24日 10時) (
レス) id: 2cecb9fa7c (このIDを非表示/違反報告)
早瀬(プロフ) - はじめまして。『花束を君に』がとても好きで、それからももりんさんの作品を拝読しております。fkrさんが好きなのでももりんさんのfkr長編が読めること、とても嬉しいです！更新楽しみにお待ちしております！頑張ってください♪ (2021年4月23日 22時) (レス) id: d923da9d53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももりん | 作成日時：2021年4月18日 23時
