主(女)が、おじさんたちとﾜﾁｬﾜﾁｬするだけ。

やっぱり、大ファン ページ14

神戸コハクside

ﾘｷ「勘違いしちゃうなぁ……w」

鼻筋の通った綺麗な鼻、

綺麗な緑色の瞳、

私たち女性よりも長いまつ毛、

どんな服でも違和感のない綺麗な立ち姿、

猫っ毛で派手な色の髪の毛……

私が隣に並ぶのがおこがましいと感じるほど、

力一さんは、全てが美しい。

力一さんとは、あるライブハウスで出会った。

今考えると、本当に運命と言っても過言ではなかったと思う。

色んな人に話したけど、みんな、「そんなことで？」と言う。

私がたまたま雨宿りとして入ったライブハウスで、力一さんは歌っていた。

そこまで広くはないステージだったけど、力一さんはステージの端から端まで、コミカルに動きながら歌っていた。

表情と声色がコロコロと変わって、動きも大きく、堂々と楽しそうに歌っている。

ステージの明かりで、ほとんどシルエットでしか見えなかったが、こんなに視線が釘付けになったことはなかった。

大きな音に喉の下の辺りが痺れてくる。

心臓が力一さんの音だけに反応して脈を打つ感じ、

力一さんの優しくて力強い声で、耳の感覚を奪われる。

言葉の通り開いた口が塞がらない。

力一さんの歌はオオトリで、終わった後はどんどん人が帰っていった。

私は、あの最後の人の名前を聞くために、優しそうなスタッフの人を探していた。

もともと人と話すのが苦手だったけど、その人のことが知りたいから、話しかけることが出来た。

とある若い女性スタッフに名前を聞けた。

そこで初めてその人の名前が“ジョー力一“と言うことを知った。

そして、次にこのライブハウスに来るのはいつなのか、と聞いて、何度も何度も足を運んだ。

数回、十数回と何度も聴いていくうちに、力一さんのファンになっていた。

力一さんが歌った曲は調べて、自分もフルで歌えるくらいには聴いていた。

丁度、二十回目に来た時だった。

いつも通り、力一さんの歌を聴き終わって、帰ろうとしていた時だった。

力一さんの名前を教えてくれたスタッフさんに、呼び止められた。

話を聞くと、力一さんに呼び止めておいてと頼まれたらしい。

なにか、暗黙のルールなどを犯してしまったのかと、不安になって居たところに、大きな男の人が走ってきた。

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今回もご覧いただきありがとうございました。
かなり文字多めで、読みにくくてすみません。

やっぱり、だいすき→←やっぱり、脈なし。

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