検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:31,639 hit

近所迷惑が一件 ページ2

〜とある居酒屋にて深夜〜

『ねぇ童磨ぁ〜っ!!

毎晩近所のモブ鬼がギャーギャー煩くって僕凄い寝不足なんらよ!?

童磨は十二鬼月の!上弦の!弍でしょ!?実力者らよ!?

ねぇホラ僕の為にどうにかしてよぉぉぉっ!!!

…おじさん、日本酒追加ぁ!!』

空になった日本酒の一升瓶を片手に延々と愚痴を吐くA。

容姿からするとまだ幼い子供で、未成年飲酒だと間違われた事も1度や2度では無い。

予定が合えばA行き着けの居酒屋に呼びつけ、時間を過ごすのはよくあることだ。

「ん〜、A殿は俺なんかよりも強いから、自分でその鬼を殺せば良い事なんでは〜?

あと日本酒何本目だい?」

それを軽く受け流すのは、十二鬼月でNo.2の強さを誇る童磨だった。

ここには幼女と鬼が居酒屋で、酒を共に呑むというなんとも言えないシュールな光景が出来ていた。

『…多分これえ19本目ら。』ヒック

確かにカウンターの上にはすっかり軽くなった大量の酒瓶が散乱している。

「うん、今日はここら辺でお開きだねぇ。

もはやちゃんと呂律が回ってないでしょ。」

『えぇ〜、まだはしごしようと思ってたろにぃ。』

「ていうか俺は一応上弦の鬼だよ?A殿、警戒心というものが無さ過ぎだよね?

そんなに無防備な姿だと帰って俺に襲われて美味しく喰べられちゃうかもぉ…!」

そう言ってがお〜、と狼の真似をする童磨。

『へ…?大丈夫らよ!きっと童磨はそんなことしにゃい!

僕の勘が言ってう!童磨は大事な友達だ!』

Aはしばらくキョトンとしていたが、すぐに信じてる!と言って屈託の無い顔で笑った。

「………はぁ

でも帰ろっか…ってもう寝てるの…?」

『……ZZZ』スピー

童磨が呆れて溜め息を吐いたと同時に
Aは可愛い寝息を立てて眠りについていた。

「あ〜…。」

思わず苦笑いをして肩を竦めた。

そして童磨は酔い潰れたAを優しく背負い、まだ騒がしい夜の街へと足を運んだ。

近所迷惑が二件→←設定!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (67 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
117人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

こんのなんでも屋 - うわああああああああああタブレットでしばらくうらつくひらいてなかったのおおおおおおお!生命力凄おおおおおおおおおお! (2019年10月1日 18時) (レス) id: 8cb1996207 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶白玉餡蜜 - こんのなんでも屋さん» おう、ぎゅーしてくれこっちゃん…私のおとうふメンタルの柔さを舐めるなよぉ………蜜璃ちゃんの日輪刀よりも柔いんだぞぉ……生命力はゴキブリ以上だけどさ(ボソッ (2019年9月14日 17時) (レス) id: a103d81c3f (このIDを非表示/違反報告)
こんのなんでも屋 - ぎゅーしよ? (2019年9月10日 2時) (レス) id: 8cb1996207 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶白玉餡蜜 - こんのなんでも屋さん» よぉーし分かった!という訳でs(((『だったら早く更新しなよ?そんなんだから社会のテストがボロクソなんだよ?ねぇ?更新して勉強しなよ??』……最近夢主ちゃんが辛辣過ぎて辛いんですけども。私を慰めてくれ、こっちゃん………。 (2019年9月7日 22時) (レス) id: a103d81c3f (このIDを非表示/違反報告)
こんのなんでも屋 - ふぇっいきなり抱くって言われてもただただ恥ずかしいに過ぎないよ…///やるなら優しくシテヨ!? (2019年9月4日 18時) (レス) id: 8cb1996207 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:抹茶白玉餡蜜 | 作成日時:2019年8月11日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。