厳粛ブレイク �� ページ9
鏡の間
私と女はクロウリーに連れてこられたのは先ほどの部屋だった
クロウリーに促された私と女は大きな鏡の前に立たされた
＿＿＿「汝の名を告げよ」
「えっと、ユウです…」
＿＿＿「ユウ...」
＿＿＿「汝の魂のかたちは...」
＿＿＿「………」
＿＿＿「……………」
大きな鏡は何も言わずにただ沈黙を貫いていたが・・・
＿＿＿＿＿「わからぬ」
「なんですって？」
＿＿＿「この者からは魔力の波長が一切感じられない……色も、形も、一切の無である」
＿＿＿「よって、どの寮にもふさわしくない！」
ざわっ
また先ほどのように騒めきだし
「魔法が使えない人間を黒き馬車が迎えに行くなんてありえない！！」
クロウリーも取り乱しているように感じられた
「生徒選定の手違いなどこの100年ただの一度もなかったはず」
「一体なぜ……」
クロウリーは一体いくつなのだろうか
見た目は若そうだが、エルフや妖精種のようには感じられない
「で、ではあなたも闇の鏡の前に立っていただけますか？」
今度は私の番のようだ
＿＿＿「汝の名を告げよ」
「私はメルビ...メルビ・マールス」
＿＿＿「メルビ...」
＿＿＿「汝の魂のかたちは...」
＿＿＿「………」
＿＿＿「……………」
また沈黙を貫く鏡
＿＿＿「汝のその力は何だ」
それはただの鏡の疑問なのだろう
「...それを知っていて聞いているのか」
＿＿＿「汝の魔力は膨大だ。どこでその力を手に入れた」
途方もない質問だった
「......」
今度は私が沈黙を貫けば鏡が口を開いた
＿＿＿＿＿「わからぬ」
同じ言葉が繰り返された
「またですか！？」
＿＿＿「この者は魔力も膨大にあるが、どの寮にも当てはまらない。色も、形も、それぞれの資質があるが」
＿＿＿「どの寮にも相応しいとは言えぬ」
＿＿＿「否、この者にはそれぞれの寮の精神に基づいているため、判断ができぬ。この者はどの寮も相応しいがだからこそ相応しいとは言い切れぬ」
それぞれの指針があり、私はどこにも合っているが合ってもいない
不安定な場所に立たされているな
「なんということでしょう！！そのようなことがあるとは！！前代未聞です！！」
「力はあるのに使えない人間を黒き馬車が迎えに行くなど！！」
「あり得ません！！」
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餅餅猫(プロフ) - 時空神????*ﾟさん» 返信が遅くてすみません！400票目ありがとうございます！不定期更新ですが応援していただきありがとうございます！少しギアを上げていこうと思うのでこれからも応援お願いします！ (2020年11月22日 2時) (
レス) id: 5eac37d5e8 (このIDを非表示/違反報告)
時空神????*ﾟ(プロフ) - 400票目頂きました！！！！更新頑張ってください！！応援してます！1！ (2020年11月8日 20時) (レス) id: 83c8696311 (このIDを非表示/違反報告)
餅餅猫(プロフ) - 緋柳さん» こんばんわ！誤字のご指摘ありがとうございます！すぐに訂正させていただきます。素敵な物語と思っていただけるなんて光栄です！更新の速度が遅いと思いますが更新を楽しみにしていただけているので頑張ります！これからもよろしくお願いします！！ (2020年4月22日 22時) (レス) id: c2a75e932d (このIDを非表示/違反報告)
緋柳(プロフ) - (↓続きです)いつも、素敵な物語だと思って愛読させていただいています！これからも応援しております！！ (2020年4月22日 12時) (レス) id: 538ecd5edd (このIDを非表示/違反報告)
緋柳(プロフ) - 初コメ失礼します！失礼かもしれませんが、少し気になったので誤字の指摘をさせてください…！p.31の遭遇パーソン�△如▲�クタヴィネル寮の紹介文(？)にて、海の魔女の"時期"の精神とありますが、正しくは"慈悲"の精神だったと思います、！(↑続きます) (2020年4月22日 12時) (レス) id: 538ecd5edd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：餅餅猫 | 作成日時：2020年4月13日 3時
