【HQ!!】俺らのマネージャーは暴走する

20.暴走する ページ23

『今日の担当は青城から来ました森崎Aです。あ、弱み握ってやろうとか思ってないので、あわよくばデータ取れるからとか思ってないので。白鳥沢のマネをする以上は頑張りますのでよろしくお願いします』




随分と長い自己紹介になってしまったな。




天「あのコ思ってること全部でちゃう系なの？」




『聞こえてるよそこ』




全く失礼なやつだ天童覚め。




瀬「なあ、めっちゃ青城に見られてるけど大丈夫かよ？」




とコソッと耳打ちしてきたのは瀬見くん。あ、そうだ、私瀬見くんと絡んだらしたいことあったんだ。




体育館の掃き出しのドアのとこに立ってる、外でミンミン鳴いている蝉に向かって言う。(※今は夏)




『おーい瀬見くんうるさいよ〜〜』




瀬「俺はこっちだよ！！」




「「ﾌﾞｫﾌｫｯｯ」」




誰だ今笑ったやつ、失礼だぞ。




笑ったのは肩を震わせている天童くんと川西くんと見た。川西くんは知っている、賢ちゃんが帰ってきた時何度かあったことがあるから。




依然鳴き止まない蝉改め瀬見くん。




もう一度外に向かって声をかける。




『だから、瀬見くんの声聞いてるだけで暑苦しいんだって、静かにしてよ〜』




牛「(なぜ森崎は外に向かって叫んでいる？)」




山「(若利は知らなくていいぞ)」




『ウシワカもやる？』




「「「「「(あっ……巻き込まれた…！)」」」」」

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