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水行淵 3 ページ7
「永雪さぁ〜ん!!」
半泣きになりながら永雪(の手にしがみつく。
永雪(はしっかり手を掴むと、船の屋根の柱までを投げ飛ばし、自分はデブった水鬼のところへ突っ込んでいく。
『はぁ、なんだその頭。頭頂部だけハゲやがって、河童かってんだよ!』
永雪(はそう言うと、水鬼の顔面にドロップキックを喰らわせると同時に簡易な陣を発動し悪霊退散。
水鬼は悲鳴と言う名のうめき声を上げて消滅した。
永雪(はあたりを見渡すと、既に水鬼の姿はなかった。
その代わり御剣した藍忘機(の姿が目に入る。
『(流石主人公。スペックも顔面偏差も桁違い♪)』
永雪(は嫉妬するでも、尊敬するでもなく、ただ軽い気持ちで主人公を褒めた。
「思った以上に深刻だ。碧霊湖の外にまで出没するとは…
懐桑(ここで待ちなさい。剣に乗れないだろ。後のものは私と碧霊湖へ向かえ。」
『(そんじゃ俺もこれでお役御免かな。))
永雪(はそう考えると、懐桑(と共に船を降りようとした。
「どこへ行くんだ永雪(。君は私と碧霊湖に向かうぞ。」
『……(???いや、あなたさっき剣に乗れないから懐桑(を降ろしたんじゃないんですか???)
あ、あの不躾ながら 藍(の若様。俺はまだ御剣が出来ません。先輩方のご迷惑になるのは心が痛みます。』
「大丈夫、君の安全は私が保障しよう。君には経験が必要になる筈だ。」
藍曦臣(は相変わらずの穏やかで包容感のある柔らかい笑みを向け、「強制だよ(^ν^)」と圧をかけてきた。
『…………は、はい。ヨロコンデ』
永雪(は涙目を隠すために目を瞑ってまた船に回れ右をした。
町は繁栄し活気あっても、永雪(の前世の現代に比べれば自然豊かで例のよくわからん趣き深い景色が広がっていた。
若干不気味だけど………
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作者名:Mr,Mobu | 作者ホームページ:Mobu
作成日時:2023年2月6日 2時