聖夜決戦 ページ15
氷秋side
柚葉「ｯ、あああああ！！！」
『あ』
大寿の殺気が教会内全体を冷たくさせている。
だが、柚葉はそれを承知な上で氷秋の腕から抜け出し大寿に向かって突っ走っていった。
タケ「やめろ大寿！！」
大寿が柚葉に向かって殴りかかるのは明白だった。
ｺﾞｯ！！
原作ではそうだった。
いくら原作に忠実であろうとも、
総長やってるからにはここで見捨てたら男が廃る…か？
大寿「ｸﾞｯ！！」
本来柚葉に向けられるはずの拳は、柚葉に届く前に氷秋によって流されていた。
氷秋は向かっていった柚葉の腕を掴み、
大寿の拳を交わして大寿の側頭部に目掛けて踵蹴りを入れた。
数メートル横に後ずさる大寿だったが、やはり体感はお化けのようだ。
『突っ走るなよ、お前が。
そうさせないためにオレ達ここに来たんだからさ』
柚葉「ｯ…で、でも…それでも…私が….八戒を守るって……」
『…もう十分だろ。自立させてやらないと、八戒もメンツが丸潰れってもんだろ、』
柚葉「え？」
氷秋の表情は読み切れないくらい虚無なものだった。
それでもその言葉には重みや事実が秘められていて、柚葉はこれ以上言えなかった。
殺さなくても解決できることなんだから、無駄に殺すなよ…
後始末やらなんやらが、またオレに乗っかってくるとか勘弁だぞ？
↑本人はそんなつもり一切なかった。
大寿「ははｯ、骨のある奴もいたもんだ。」
『ウルセェよ、テメェの考える僕ちゃんのハッピーワールドに他人を巻き込むな。
面倒くさい展開満々なんだよ、』
タケ「氷秋…？」
あ、やべ…目立った…？
べ、弁解弁解 σ(^_^;)
『言っただろ？タケミチ、お前に協力するってさ。』
タケ「ｯ！！」
焦りと諸々の感情を押し殺すための満面は笑顔を向けたら、あっさり騙されてくれた。
え？罪悪感…？ないよ？
↑嘘だろ…
待って、原作進まなくね？
仕方ない…ここは……
『「家族を大切にしてる」ゆーて、オマエが一番壊してんじゃん。』
八戒「やめろ！！氷秋！！」
タケ「なんで兄弟喧嘩で殺しあうんだよ！！」
よし！！
柚葉「花垣…それが……ウチら兄弟の選んだ道だ。」
タケ「……オレがやらなきゃいけない事がわかったよ、八戒。
大寿をぶっ飛ばす！！！」
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皿 - 更新頑張ってください❗️ (2022年5月30日 7時) (
レス) @page18 id: d27b60414f (このIDを非表示/違反報告)
りり - すごい面白いです。一気読みしました！応援してます‼️ (2022年3月8日 15時) (レス) id: 0b12e66dd7 (このIDを非表示/違反報告)
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