不穏な香りと響き渡る爆音（声だと思う） ページ33
あぁ、そうだ。訓練のことを忘れていた。
コネシマさんからの呼びかけなどもないし、単純に体力を消耗しすぎて、お空を見上げながら考え事をしていた。
ふと我に帰ってあたりを見回すと、そこには沢山の死人(仮)が適当なところで転がっていた。
kn「……
流石に次からペース落とすか。」
遠くの方で、こちらの惨状を見ながらコネシマさんがぼやく。
ええ、俺も心からそれを望みます。是非そうなさってください。
うんうん、と頭を縦に振りたい気持ちをなんとか抑え、俺は盗み聞きなんてしてませんよアピールに徹していると、さらに彼の声は聞こえてくる。
kn「もうすぐ戦争もあるし、訓練も大事やけど怪我されたらたまらへん」
いくら小さい声といえど。
いくら独り言といえど。
聞こえてしまったものはしょうがないよね！！
けど、何故だろう？前の、初めての戦争の時もそうだった。
戦争に対する恐怖、憎悪。前世の自分達の終わりだって戦争のせいなんだから、もっと感情が荒ぶってもおかしくないはずなのに、脳は至ってクリアだ。
まるで、こっちの世界の常識に合わせて、自分の感情の起伏や染み付いていた己の常識が弱められているかのよう。
……まあいいや！戦争は戦争。怖いものは怖いし、良いことじゃないに決まってる、それはそうとして！！
確かにあの時や前回の戦争の時、俺は市民だった。だが今は兵士になって、僅かな日数ではあるものの訓練も積んだ。
恐怖に対抗する術を得たのだ。
きっと大丈夫、俺なんだ。きっと後方で支援する部隊……を、支援する部隊の36人目くらいだろ。
いや、冷静に考えてみろ俺。そんなわけがない。
何せ俺は、新人とはいえ立派な近接部隊の一員だ。
kn「腹筋ー背筋ー腕立てーそれぞれ100回ー！！！
お前ら、いっぱい休憩とったやろ？余裕やな？？」
先ほどとは打って変わって、訓練所に響き渡る大きな声。
グラウンドを走り切ってなお余裕そうだった一部の先輩方や俺の大好きなモブ男くん、俺のようにかろうじて乗り越えるなりして休憩をとり、すっかり回復をした者の他に、顔がサーッと青くなっていく者たちがいた。
うん、なんていえばいいんだ、その、頑張れ。
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𝑇𝑢𝑚𝑢𝑔𝑢 - (꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆ ｽｺｽｺｽｺｽｺｽｺｽｺ＼ｽｺｫｰ／神様( 🙏˘ω˘ )( ˘ω˘🙏 )続き待機ｼﾃﾏｽ(ﾉ^-^;)ﾉははぁ〜 (2022年9月14日 18時) (
レス) @page27 id: 6482e33094 (このIDを非表示/違反報告)
霊蘭・輪廻(プロフ) - モブ男ｫ…いいやつぅ…（敗者が歯医者になってますよﾎﾞｿｯ） (2022年8月17日 10時) (レス) @page21 id: e14174f914 (このIDを非表示/違反報告)
ﾁｯｽ - すきです、、、おもろすぎぃですぅ！！ (2022年8月9日 4時) (レス) @page18 id: 87f77450ee (このIDを非表示/違反報告)
ふぉぉぉぉぉぉ - やっぱくそおもろいっすね！！毎回あざます！！ (2022年8月5日 9時) (レス) @page14 id: a9c427bdca (このIDを非表示/違反報告)
吏由 - おそらく初コメ！続編ありがとうございます！お体に気をつけて更新などなど行ってくださいね！応援しております(ง •̀ω•́)ง ᶠⁱᴳʰᵀᵎᵎ (2022年7月31日 15時) (レス) id: d4efbb01c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こん酢３ x他1人 | 作成日時：2022年7月30日 18時
