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番外編:甘い約束2 ページ48

急にどしたんやろ?と戸惑う私の右手を
そっと取って、少し上目遣いで

「かしこまりました、愛しのお姫様」

そう甘い声で囁いて、私の手の甲にそっと口づけた。


あまりの突然の出来事に、驚いて何も言えずに固まる私。

今一瞬、本当にタキシード姿の有志くんが見えた。
本当に王子様みたいやった。

そう認識した途端に、なんだか急に恥ずかしくなってきて、彼からサッと目を逸らした。

そんな私の反応を見た彼は
「なーんてな」と笑いながら立ち上がって
身をかがめたかと思うと


「ドキドキしやんかった?」


と意地悪そうに笑いながら、私の耳元で低く囁いた。


稀に意地悪そうに笑う彼は
いつものキラキラ笑顔の時とは違って
なんだか色気を伴っていて大人っぽくて
とてつもなく心臓に悪い。


私はそんな彼にドキドキしながら
黙って素直に頷くことしかできなかった。

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いつもより糖度高めにした、つもりです!

お気に召しましたか、プリンセス?

続く!→←番外編:甘い約束



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作者名:天然水。 | 作成日時:2019年10月22日 23時

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