▽ ページ8
｢はーい！！バンバン行くよ！！｣
｢｢王様だーれだ！｣｣
｢はーい、俺でーす｣
良かった、須貝さんなら安心だ。ほっと胸を撫で下ろす。
今までさんざん振り回されてきたんだ。ここはひとつ穏便な指令を出して乗り切ってくれるはず、
｢じゃ、１番と２番はハグ｣
｢あ、俺１番でした｣
｢よっしゃあああああ僕、２ばーーん！！｣
｢くそおおおおおおおお！！！！！｣
飛び跳ねる山本さんと、崩れ落ちる伊沢さんに少しだけ同情する。理解する気はないけれど。
え、っていうか全然穏便じゃなかったんだけど。
穏便どころか普通にもめごとの種をふりまくからびっくりしてしまった。須貝さんも大概リスクの感覚がバグってる。
｢じゃあ…こうちゃん、いい？｣
｢ん、まぁ、いつでもいい、です、けど……？｣
腕を目いっぱい伸ばすこうちゃんに恐る恐る手を回す山本さん。
普段から距離が近い２人だけど、どうやらさすがにこうして改まってハグをするのは恥ずかしいようで、なんだかこっちまで照れ臭くなってくる。
｢…で、祥彰くん、どうだった？俺を差し置いて航平とハグした感想は？？？｣
｢なんで俺まで下の名前呼びなんすか｣
｢やっぱ…ちょっと照れちゃいますね…｣
｢確かに、いつもだったら気にならないのにこうして改まっちゃうとなんか恥ずかしいですよね｣
｢いつも！！？？いつもって何、こうちゃん！！？？｣
｢まぁ、確かに山本なんかは拳とかとよく抱き合ってるイメージあるよね｣
｢え、待って河村もう1回言って｣
｢やだ｣
｢えぇ…そんなぁ…｣
｢そこ！！甘い空気禁止！！｣
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あ - 一気読みさせて頂きました！貴方様のizkoとymkoが大好きです！特にkoちゃんがテレパシーを使えるようになってしまう話や、王様ゲームの話がものすごい刺さって、何度も読み返させていただきました！それ以外のお話も大変好みで、キュンキュンさせていただきました！ (2023年1月26日 0時) (
レス) @page19 id: 90b4df73bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みたらし | 作成日時：2022年7月8日 0時
