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｢きょっ、極限にへっちゃらだ！！！
痛くなどあるものか！！｣
夜の森の中に笹川了平の声が響き渡る。
自分の手当てをしていた私は、腕に巻いていた包帯を手にそちらに目をやる。
ちょうど消毒液を染み込ませたコットンを当てられているところだったらしい。
慣れてないとしみるだろうな…
｢もー、お兄ちゃん無理して…｣
そう呆れながらも心配そうに手当てを続ける妹の笹川の様子を見てから、顔を上げてこの場にいるメンバーを見回す。
負傷者の数は変わらず、これからもうすぐ白蘭との決戦が始まる。
あの男との決着をつける時も同じく。
もちろん、アキレアに負ける気持ちは毛頭ない…けれど。
みんなに水を配っているユニをちらりと見遣る。
私は……
｢なにか言いたそうだな｣
｢！｣
思わずビクッと身体が跳ねる。
考えごとをしているうちに無意識に俯いていた顔を上げれば、声の主はγさんで、彼の目は獄寺に向いていた。
｢まさか生きてやがったとはな｣
｢お前こそ無事だとは恐れいったぜ｣
短いやり取りにピリピリとした雰囲気を感じるのは気の所為だろうか……違うだろうな…。
なんとなく場違いな感じを受け、そそくさと手元の包帯を腕に巻き付けていると。
｢しかしなんてガキの多さだ。
何処を見てもガキガキガキ！
こんな奴らにミルフィオーレが振り回されるとはな｣
不満そうに太猿がそう吐き捨てるように口にし、眼差しを鋭くさせて正一にそれを向けた。
｢それに、またあんたに会えるとは嬉しいねぇ。
元メローネ基地の裏切り隊長さんよぉ｣
｢！
君たちだってミルフィオーレを裏切ってるじゃないか！
僕だって君たちのような野蛮人とまた一緒になるとは思ってもみなかったよ！｣
｢んだてめー！！
アニキに喧嘩売ってんのか！？｣
つい口に出てしまった正一に野猿が胸ぐらを掴みかねない勢いで吠える。
｢ぼ…暴力を…ふるうのかい……？｣
｢やめて野猿！！｣
それを見たユニが水が入ったコップを手に止めに入った。
｢みなさんと仲良くして！｣
｢仲良くしてるって！
なっ、仲良いよな！｣
流石に『姫様』には頭が上がらないらしい。
怒気を引っ込めるとイーピンとじゃれはじめた野猿にくすりとこぼれた笑みを隠す。
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暁月臨(プロフ) - 凄く面白いです応援してます！！更新待ってます！頑張って下さい！！！ (8月16日 22時) (
レス) @page22 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 更新待ってましたー！私も偏頭痛持ちでしんどいです。。。無理なさらずゆっくり休みましょう！ (2022年4月21日 20時) (レス) @page10 id: 6ed9d06741 (このIDを非表示/違反報告)
みう - こんにちは！とても惹き込まれる作品で一気読みさせてもらいました！時々くる骸との絡みをにやにやしながら読んでいます！更新楽しみにお待ちしてますー！ (2022年4月20日 1時) (レス) @page9 id: 5ff707e6a3 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - REBORN2期くるといいな〜！一気読みしました！！面白いし泣ける。更新すごく楽しみにしています！応援してますー！ (2022年2月19日 21時) (レス) @page6 id: 152ce92a73 (このIDを非表示/違反報告)
藍花(プロフ) - 更新待ってます！体調にお気をつけてください！！ (2022年2月16日 21時) (レス) @page5 id: 6dc077f6ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡 | 作成日時：2021年7月9日 21時
