恋のかいとう／retoruto ページ3
「ほらっ‼︎はやく仕事行くよ！」
レ「ちょ、まってぇ」
「とうっ‼︎」
そう言って10回建てのビルからとびたったのは
私と怪盗レトルト。
本当の名前はレトルトじゃないらしいけど、
前にダイヤと間違えて
レトルト食品を取ってきたことで
怪盗レトルトと言われている。
「レトさん。今日は何を盗みに行くの？」
レ「僕の欲しいもの」
「おぉ！めずらしいね！
レトさんが自分の欲しいもの取りに行くなんて」
レ「せやなぁ…」
レトさんの欲しいものって何なんだろう
とっても大きい大仏とか？
綺麗な宝石とか？
レ「ついたで」
「おぉ…って、ジュエリーショップ？」
レ「うん。」
「なんで？」
レ「なんとなく、さぁはいってはいって！」
入ってっていわれても…
わぁ、かわいい指輪…。
「でも、なんで指輪？」
レ「だーかーら、後で教えたるから…
あ、これとかいいんとちゃう？」
「まぁたしかに可愛いけど…」
『いたぞ‼︎怪盗レトルトだ‼︎』
レ「やば、逃げるでAちゃん‼︎」
「え、うん…」
よく分かんないし、どうして指輪なんて…
「ねぇレトさん」
レ「ん？なぁに？」
「どうして指輪を盗んだの？」
レ「あぁ、それは…」
レ「はい。どーぞ‼︎」
「…え？私？」
レ「うん‼︎いつも俺と一緒に仕事してくれてありがとーっていう気持ち‼︎」
「…ばか」
レ「え、嬉しくない」
「嬉しくない」
レ「えぇ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
レ「あっ、その指につけてるのって…」
「うっさい‼︎」
続く
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作者名：夜桜 | 作成日時：2017年5月30日 8時
