条.野くんはからかわれる。

誘拐 ページ32

『......まじかぁ、』


私七海A。油断の油断の油断をしてしまい誘拐されてしまいました...


みんなに顔向けできないいいい






犯人「おい！！喋るなと言っただろうが！黙っとけ！！」


『...めんど、』


犯人「あ！？」


『いえ何も？』


犯人「ﾁｯ...」





結構ガチめにこれどうしよう、てかなんの目的だよ！！



『...あ、あの〜』


犯人「ﾁｯなんだよ何回も！！」


『これの目的って、？』


犯人「あぁ？んなもん金に決まってんだろうが」


『金？』


犯人「あぁ...お前を担保にな」


『へー...ちなみに幾らなんですか？』


犯人「.....3億」


『...は？やっっっっす』


犯人「...お前感覚狂ってんじゃねぇの？」


『いやいや、私の価値が3億って...有り得ないでしょ、もっとある』


犯人「はっ、残念だな」


『はぁ...？てかこんなの逃げれるけど、そこら辺の対策は？』


犯人「後ろ見ろよ」


『...？』



『！？子供...まさか、』


犯人「其のまさかだよ、お前が逃げようってもんならそいつらを殺す。」


犯人「警察さんがそんなこたぁ出来ねぇよなぁ？」


『...分かった。抵抗しない、だから解放してあげて』


犯人「そりゃ肯定しかねるお願いだな」


犯人「お前が逃げない根拠は？そもそも俺がお前を信じるとでも？」


『...じゃあ私と3億を交換したら絶対解放してあげて』


犯人「あぁ約束しようか」




『...』


まぁ、逃げる選択肢はなくなった。じゃあもう一つ。



──────あの子たちが来るのを待とう。



決して諦めたわけじゃないよ。子供たちを助けて逃げる方法だってある。


この手に付いてる縄もすぐ解ける。ただ、その後犯人を捕まえるとき、

必ず、必ず...脅しになってしまう。犯人の銃を奪って、ね


子供たちの目の前で犯人に銃を突きつけて脅し、なんて怖い思いをさせてしまう


だから、あの子たちが来るのを待つ。もしこれで助けが来なくても子供たちは助かる



子供達優先に決まってんだろ犯人さん♪










条「ま、あなたならそう思ってると思ってましたよ」



犯人「！？」


『...はっ、待ってたよ私の仲間たち笑』

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