8話 ページ9
kn「...俺が、君のことを幸せにする」
『…きんとき、先輩...』
涙で潤んだ声で、俺の名前を呼んだ。
Aの手は、ゆっくりと俺の肩に触れ、そして段々と強く抱きしめられた。
『私もｯ、きんとき先輩と一緒に居たいです…ｯ
お願いしますｯ、私を、助けて下さい…！』
kn「...俺、Aのことが好き
約束するよ、君の両親も、お金も、君自身も、俺が何とかしてみせる。」
『...私も好きです、先輩…ｯ
ありがとうございます、本当にｯ、ありがとう、ございます…』
抱き合ったまま、俺たちは恋人となった。
いずれ近い未来、本当の家族になるのだろうが、まずは約束を果たさなくては、男として示しがつかない。
『...きんとき』
kn「...なぁに？A」
『何で、私の事助けてくれたの？』
同じベットの中で、Aは俺を見ながらそう呟いた。
どうして、と言われても、好きな人が困っていたら助けたいと思ってしまうから…。
だけど、何だかそれを答えるのは下心があることをバラしてしまって、Aの求めているものと違う気がする。
kn「君が、とても素敵な人だったから。
ずっとずっと、俺はAが真面目に、真摯に働いていたことを知っていた。
だから、そんな君が泣いて夜にあんな所にいたら、助けたいって思うのも当たり前。
…あのさ、家族のために必死になって、自分の命を懸けても他人の為に動けることは、そう簡単に出来ないんだよ？
でもね、今度は、俺に頼っていいからね。
大好きだよ、A」
『...そっか』
素っ気ない返事をして、向こうを向いてしまった。
『...ありがと』
小さかったが、俺はその声だけで充分だった。
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aru。(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ！さん» わー！ありがとうございます！！えすえむの2人書くのとっても楽しかったです！(*´˘`*) (3月11日 23時) (
レス) id: b6ba47d0e8 (このIDを非表示/違反報告)
らむね@プリ小説もやってるよ！(プロフ) - 完結おめでとうございます！えす夢主、えむ青色最高でした！ (3月11日 22時) (レス) id: 81e25a727e (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - wrwrd国民さん» ありゃ！？大丈夫ですか…！？で、でもタイトルからこの作品を見つけて下さりありがとうございます！！ (2月29日 7時) (レス) id: b6ba47d0e8 (このIDを非表示/違反報告)
wrwrd国民 - タイトル見て吹き出して後ろに頭やって壁に頭ぶつけました！ とっても面白かったです‼ (2月28日 23時) (レス) @page12 id: 124eaa93ff (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - はるさん» こちらこそ、読んで頂きありがとうございました！！素晴らしいお話…その言葉で元気が出ます…！！Mなknさん好評で嬉しいです、笑。良かったらこれからも見守って下さい！！ (2月26日 22時) (レス) id: b6ba47d0e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aru。 | 作成日時：2024年2月8日 0時
